アメリカニズムと比較文化（１／２）

　本年度の授業テーマは、「アメリカニズムと比較文化」である。受講者は本授業を通じて（１）反米主義についての基本的な知識を学ぶことができ、また（２）上記のテーマに関する個人発表をおこない、さらにクラス討議に参加することによって、比較文化研究という見地からの反米主義理解を深めることができるようになる。

　文化システム専攻、国際文化論、欧米文化科目。

　基本的には教材にそって講義をおこない、それに受講生の個人発表やクラス討議などを合わせて、授業を進めていく予定。　

　全15回の授業のうち、初回はイントロダクションにあてる。2回目以降の授業で扱う予定のトピックは以下のとおり：
　　・アメリカニズムの起源
　　・対立するアメリカ観
　　・アメリカニズムの未来観
　　・第二次大戦後のアメリカニズム
　　・近年の動向

　講義ベースの授業ではあるが、一方で発表とクラス討議も授業の大きな部分を占める予定なので、受講者はみずから進んで発言することにより、授業に参加しなければならない。

　事前に定められた部分をきちんと予習して、授業に参加すること。
　最終的にレポートによる評価が成績決定の大きな要因となるので、受講者は各授業で論じられる問題のうち、自分のレポートの材料として適当なものの発見に努め、また授業後はそれに関する調査を自分でやっておくこと。

　評価の基準は以下のとおり：
（１）アメリカニズムについての基本的な知識を身につけ、比較文化研究という見地からの反米主義理解を深めることができているか。
（２）上記のテーマに関して、個人発表やクラス討議を通じて十分な理解を示すことができているか。
　以上の諸点について、質疑応答などの授業参加状況や個人発表の内容、そして期末レポートに基づき総合的に評価し、合計で最低6割の得点率をもって合格と判断する。

　授業参加：20％　個人発表：30％　期末レポート：50％

　具体的には初回の授業にて伝えるが、教材は英文のものを用いる予定なので、受講者はその点につき留意しておくこと。

　初回の授業にて伝える。