比較文化論特別演習
 Seminar on Comparative Culture
 担当教員:伊藤 豊(ITO Yutaka)
 担当教員の所属:文化システム専攻
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 アメリカニズムと比較文化(2/2)

【授業の到達目標】
 本年度の授業テーマは、前期開講の比較文化論特論IIと同じく、「アメリカニズムと比較文化」であり、前期に学んだ内容をさらに発展させるために、上記テーマに関する文献の精読へと進んでいく。受講者は本授業を通じて、(1)アメリカニズムについての文献を輪読によって正確に読み解くことができるようになり、また(2)上記のテーマに関する個人発表をおこない、さらにクラス討議に参加することによって、比較文化研究という見地からのアメリカニズム理解を深めることができるようになる。

【科目の位置付け】
 文化システム専攻、国際文化論、欧米文化科目。

【授業計画】
・授業の方法
 まず教材の事前指定部分について受講者による個人発表(訳読と解説)をおこない、残りの時間をクラス討議にあてる予定。
・日程
 全15回の授業のうち、初回はイントロダクションにあてる。2回目以降の授業では、アメリカニズムに関する英文教材を輪読していく。1回の授業で扱う教材の分量を含めて、具体的な授業の日程は受講者と相談して決定する。

【学習の方法】
・受講のあり方
 発表とクラス討議が中心となるので、受講者はみずから進んで発言することにより、授業に参加しなければならない。
・授業時間外学習へのアドバイス
 事前に定められた部分をきちんと予習して、授業に参加すること。最終的にレポートによる評価が成績決定の大きな要因となるので、受講者は各授業で論じられる問題のうち、自分のレポートの材料として適当なものの発見に努め、また授業後はそれに関する調査を自分でやっておくこと。

【成績の評価】
・基準
 評価の基準は以下のとおり:
(1)アメリカニズムについての文献を、比較文化研究という見地から正確に読み解くことができているか。
(2)上記のテーマに関して、個人発表やクラス討議を通じて十分な理解を示すことができているか。
 以上の諸点について、質疑応答やクラス討議などの授業参加状況や、個人発表の内容、そして期末レポートに基づき総合的に評価し、合計で最低6割の得点率をもって合格と判断する。
・方法
 授業参加:20% 個人発表:30% 期末レポート:50%

【テキスト・参考書】
 具体的には初回の授業にて伝えるが、教材は英文のものを用いる予定なので、受講者はその点につき留意しておくこと。

【その他】
・オフィス・アワー
 初回の授業で伝える。

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