公共政策学特別演習
 Graduate Seminar in Policy Studies
 担当教員:川村 一義(KAWAMURA Kazuyoshi)
 担当教員の所属:社会システム専攻
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 政策立案で不可欠なリサーチ能力を身に付ける。

【授業の到達目標】
 一次資料やデータセットを適切に処理し,説得的な知見を引き出せること。

【授業概要(キーワード)】
政策リサーチ/一次資料/データセット

【科目の位置付け】
 ディプロマ・ポリシーの第2「研究遂行能力」の習得を目的とする。

【授業計画】
・授業の方法
 政策リサーチの基本的素養が身に付いたことを確認した上で,実際の一次資料やデータセットを用いて分析を行い,リサーチペーパーを提出してもらう。
・日程
 前期は基本的素養の鍛錬,後期はリサーチペーパーの完成を目指した実習が中心となる。
(1)基本的知識・技術の習得 (2)既存データを用いた習得度の確認 (3)リサーチ課題の選択 (4)リサーチペーパーの作成
 もちろん,リサーチ課題は,受講者が修士論文で扱う予定のテーマで構わない。

【学習の方法】
・受講のあり方
 あらかじめ指定された文献や資料に目を通してくるのはもちろんのこと,常に目的意識を明確にして参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
 分析作業に至るまでには骨の折れる作業もあるので,忍耐力・集中力が重要となる。

【成績の評価】
・基準
 論理の飛躍がなく,確かな根拠に基づく説得的な結論を提示できているかが基準となる。
・方法
 期末に提出してもらうリサーチペーパーにより評価する。

【テキスト・参考書】
 下記のいずれかの文献は持っていること。他にも有益な文献があるが,必要に応じて紹介する。
●伊藤修一郎『政策リサーチ入門 仮説検証による問題解決の技法』東京大学出版会,2011年
●松田憲忠・竹田憲史(編)『社会科学のための計量分析入門 データから政策を考える』ミネルヴァ書房,2012年

【その他】
・学生へのメッセージ
 日頃から,図書館等を活用した一次資料の探索や,Excel等を活用したデータ整理に親しんでおくこと。
・オフィス・アワー
 本演習参加者はいつでも訪問可能とする。不在時はメールにて。

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