【授業の目的】
現代正義論における諸論点を考察し、価値観が多元的に分立する情況における公共的議論の可能性を探求する。
【授業の到達目標】
現代正義論についての基本的見通しを得ることができる。 複雑な法的・倫理的問題を分析する能力を身につける。
【授業概要(キーワード)】
正義、公共性、ジェンダー・セクシュアリティ、多文化主義、国境を超える正義
【科目の位置付け】
法学及び公共政策領域全般に通じる「専門基礎能力」の育成を目指す。
【授業計画】
・授業の方法
テクストを輪読し、内容について討議する。
・日程
1、イントロダクション 2、現代正義論の前提 3~、各テーマについての報告と討議
【学習の方法】
・受講のあり方
テキストを熟読し、積極的に討議に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス
関連する論点について学習を深める。
【成績の評価】
・基準
報告と期末レポートによって、授業内容の基礎的な理解と受講生が選択した特定の論点についての分析能力を評価する。
・方法
報告(40%)、期末レポート(60%)。
【テキスト・参考書】
受講生と相談の上決定する。例えば、 アマルティア・セン(池本幸生訳)『正義のアイディア』(2011年、明石書店)、 オノラ・オニール(神島裕子訳)『正義の境界』(2016年、みすず書房) などが考えられる。
【その他】
・オフィス・アワー
金曜日 10:30~12:00/池田(弘)研究室。
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