計量社会学特論Ⅱ
 Quantitative Sociology
 担当教員:阿部 晃士(ABE Koji)
 担当教員の所属:社会システム専攻
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
日本社会における階層構造の変動と、格差に関する人びとの意識について理解し、今後の社会変動の可能性について検討する。

【授業の到達目標】
この授業を履修した学生は、
(1)社会階層研究の基本的枠組みを理解することができる。【知識・理解】
(2)戦後の階層構造の変動について説明することができる。【技能】
(3)格差に関する意識の現状とその要因について議論することができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
社会階層、不平等、社会意識、多変量解析

【科目の位置付け】
授業への積極的な参加(50%)、報告内容と期末レポート(50%)

【授業計画】
・授業の方法
計量社会学におけるテキストの購読。講義と受講者の報告、ディスカッションにより進める。
・日程
全体を3部構成とし、受講者の理解度や関心に応じて決定する。
第1部:格差社会と多様性
第2部:階層と移動の構造
第3部:流動化する社会意識

【学習の方法】
・受講のあり方
積極的に議論に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
あらかじめ文献に目を通し、疑問点を明確にして授業にのぞむこと。

【成績の評価】
・基準
授業での報告内容、議論への参加、レポートから、主体的参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の習得の度合い(論理的思考力、文章表現力)を評価する。到達目標の達成度が基準となる。
・方法
授業への積極的な参加(50%)、報告内容と期末レポート(50%)

【テキスト・参考書】
佐藤嘉倫・尾嶋史章(編), 2011,『現代の階層社会[1]ー格差と多様性』東京大学出版会.など。
文献は受講者の関心に応じて検討し配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
文献で用いられる統計手法(多変量解析)については講義の中でも説明するが、基礎的事項については自ら予習する姿勢で取り組むこと。
・オフィス・アワー
水曜日12時45分から14時15分 阿部晃士研究室

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