【授業の目的】
日本の賃金制度の特殊性と普遍性 小池和男氏の『仕事の経済学(第3 版)』(東洋経済新報社,2005 年)を取り上げ,賃金制度の国際比較,勤続昇給の理論的根拠,能力主義賃金の仕組み,日本の賃金制度発展史,能力主義と成果主義の違いを考察します。
【授業の到達目標】
1)日本の賃金制度の基本構造を国際比較のうえ,適切に説明できるようになる。 2)能力主義や成果主義の仕組み,その歴史的意義を適切に表現できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
職務給,職能給,職能資格制度,能力主義,成果主義
【科目の位置付け】
企業システム,企業経営,特論
【授業計画】
・授業の方法
報告,討論方式
・日程
10月 日本の賃金制度とその歴史的歩み 11月 欧米の賃金制度 12月 成果主義の動向 1月 まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
レジュメがテキストの要点を網羅しているか,構成にバランスが取れているか確認すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストを読んでおくことは当然として,参考文献のうちの少なくとも1つには目を通しておくこと。 期末にレポートを求めるので,毎回の質問事項や関心を惹いた点をメモしておくこと。
【成績の評価】
・基準
1)テキストを掘り下げて理解しているか,2)自分の意見を異なる意見と対照させつつ適切に表現できているか,3)自分で選んだテーマについて,関連するデータを調べ,文章で考えをまとめることができるているかをみる。
・方法
平素の成績(40点),レポート(60点)。
【テキスト・参考書】
テキスト;小池和男『仕事の経済学(第3 版)』(東洋経済新報社,2005 年)
【その他】
・オフィス・アワー
火曜日13:00-14:40。連絡先yasuda#human.kj.yamagata-u.ac.jp(#を@に)
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