計量経済学特別演習
 Seminar on Econometrics
 担当教員:砂田 洋志(SUNADA Hiroshi)
 担当教員の所属:社会システム専攻
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本特別演習ではパネルデータを計量分析する方法を理解することが目的である。
さらに、理論を理解した上で、パソコン自習などを通じて独力でパネルデータを分析できるようになることも目的である。
ただし、受講生が別のテーマを希望する場合には可能な範囲でその希望を優先する。

【授業の到達目標】
第1の到達目標は、パネルデータの分析方法に関する理論を理解することである。
第2の到達目標は、上記の分析手法に基づいて現実の経済データを独力で分析できることである。

【授業概要(キーワード)】
パネルデータ

【科目の位置付け】
企業システム・企業経営・特別演習

【授業計画】
・授業の方法
テキストを輪読する。その際には、練習問題を解いたり、コンピュータを用いた実習などを行なって、独力でパネルデータを分析できるようにする。
・日程
1.パネルデータ分析とは
2.パネルデータの推定
3.固定効果とランダム効果
4.特定化の検定
5.プロビットモデル
6.トービットモデル
7.GMM推定

【学習の方法】
・受講のあり方
講義終了後、一人で計量分析を行うことを前提にして聴講してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストを事前に読んで、理解できない箇所を明確にしておくこと。
本特別演習で学んだ理論を用いて、興味のある経済データを分析することが望ましい。

【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の取得の度合いについて評価する。
・方法
平常点及びレポート(場合によってはレポートの代わりに試験を行う)

【テキスト・参考書】
浅野・中村,『計量経済学(第2版)』,有斐閣,2009.
千木良・早川・山本,『動学的パネルデータ分析』,知泉書館,2011.

【その他】
・学生へのメッセージ
学部レベルの計量経済学の知識があることを前提に講義を行う。
・オフィス・アワー
火曜日 12:30-14:00 砂田研究室

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