【授業の目的】
マネジメント・コントロール論の最近の展開 近年,マネジメント・コントロール・システムを様々なマネジメント・コントロール手段から構成されるパッケージとしてみる研究(パッケージ論研究)が注目を集めている。本講義ではパッケージ論研究に注目し,関連文献を読み議論を行う。
【授業の到達目標】
マネジメント・コントロール論についての研究動向を把握・理解する
【授業概要(キーワード)】
マネジメント・コントロール・システム,パッケージ論
【科目の位置付け】
社会システム専攻 企業システム分野 企業経営領域
【授業計画】
・授業の方法
毎回報告者を割り当て,報告者に課題図書・課題論文に基づいた発表を行ってもらう。発表内容について参加者全員で議論する。
・日程
1.マンジメント・コントロール・システムの概要 2.パッケージとしてのマネジメント・コントロール論:概念枠組み 3.パッケージとしてのマネジメント・コントロール論:事例研究 4.パッケージとしてのマネジメント・コントロール論:定量的研究
【学習の方法】
・受講のあり方
課題図書や課題論文のほとんどは英語文献であり,予習は必須である。予習の時点で文献についての疑問点をいくつか挙げて,講義中にその疑問を解消できるように積極的に議論に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス
管理会計の概念を十分理解せずに課題図書や課題論文を読むだけでは,内容を理解することは難しい。知らない概念や管理会計技法に出会うたびに,関連文献を調べることを勧める。
【成績の評価】
・基準
わりあてられた課題文献の報告内容、講義中の議論への参加、期末レポートに基づいて評価する。
・方法
議論への積極的な参加(50%)、報告の内容・期末レポート(50%)
【テキスト・参考書】
以下のテキスト・参考書を取り上げる予定である。講義中に必要に応じて他の関連文献を指定する。 ・Merchant, K.A. and W.A. Van der Stede (2011) Management Control Systems: Performance Measurement, Evaluation and Incentives, 2nd ed., Prentice Hall. ・Otley, D.T. (1980) The contingency theory of management accounting: achievement and prognosis, Accounting, Organizations and Society, 5(4), 413-428. ・Malmi, T. and Brown, D.A. (2008) Management control systems as a package: opportunities, challenges and research directions, Accounting, Organizations and Society, 19(4), 287-300. ・King, R., P.M. Clarkson and S. Wallace (2010) Budgeting practices and performance in small healthcare businesses, Management Accounting Research, 21(1), 40-55.
【その他】
・学生へのメッセージ
指導教員と相談して履修を決めてください。
・オフィス・アワー
水曜日、10時30~12時00分。 在室時はいつでもどうぞ。
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