【授業の目的】
《中小企業と産業集積》 特定産業に関連する企業が集中立地する産業集積においては、多様な経済主体間のつながりが様々な利益を生じさせ、そこに立地する中小企業にとっての存立基盤となっている。産業集積で行われてきた中小企業の営みと社会的分業の特徴を把握するとともに、産業集積に立地する中小企業の課題と今後について考える。
【授業の到達目標】
1.産業集積に立地する中小企業の経営特質について記述できる。 2.中小企業の存立基盤として産業集積を関係づけることができる。
【授業概要(キーワード)】
中小企業 産業集積 社会的分業
【科目の位置付け】
企業システム分野 企業経営領域 地域や社会が抱える多様な諸課題を、中小企業論の視点から解決しようとする「専門応用能力」の育成を目指す。
【授業計画】
・授業の方法
テキストと中心に講義と解説を行う。
・日程
以下の内容を15週に分けて行う予定である。 1.産業集積の類型-企業間関係からみる構造 2.大都市圏型集積とサポーティング・インダストリー 3.産地型集積における社会的分業 4.企業城下町型集積と下請分業生産システム 5.産業集積と中小企業のイノベーション
【学習の方法】
・受講のあり方
積極的に議論に参加して、わからない部分を解消していくことが望ましい。
・授業時間外学習へのアドバイス
事前にテキストの指定箇所を読み込んで、わからない部分を把握し質問できるようにしておく。テキストに提示されている参考文献のうち少なくとも一つは目を通すとよい。
【成績の評価】
・基準
質疑応答や議論への参加から知識の修得度合いを評価するとともに、レポートにおける問題発見力、分析能力、文章表現力によって評価する。
・方法
質疑応答および議論への参加(50%)、レポート(50%)
【テキスト・参考書】
テキスト:受講者の希望に応じて決定する。 参考書:中小企業庁『中小企業白書』『小規模企業白書』各年版
【その他】
・オフィス・アワー
木曜日 10:30〜12:00 上記の時間以外でも在室時は質問などに対応する。
|