国際組織法特論II
 Lecture on Law of International Organizations II
 担当教員:丸山 政己(MARUYAMA Masami)
 担当教員の所属:社会システム専攻
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
国際社会における諸問題に対する理解を深めるために,国際連合を中心に国際法の基本的な論点をおさえ,国際社会における国際法や国際組織の位置づけ・役割について理解することを目的とする。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は,
1) 国際法や国際組織法の研究動向について説明できる。【知識・理解】
2) 国際的な実行や学説について分析することができる。【技能】
3) 本講義で学んだことを,自身の研究テーマに積極的に活かすことができる。【態度・習慣】

【科目の位置付け】
国際システム・国際関係領域・特論

【授業計画】
・授業の方法
日本及び欧米の関連文献を輪読・報告・検討する。輪読する文献は,院生の問題関心や修士論文のテーマに対応させて,国際法・国際組織法の観点から有益と思われるものを選択する。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回-第8回 佐藤哲夫『国際組織法』の各章について検討,議論する。
第9回-第14回 J.Klabbbers, An Introduction to International Organizations Lawの各章について検討,議論する。
第15回 まとめ,質疑応答

【学習の方法】
・受講のあり方
積極的に議論に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス
担当部分についてレジュメを用意する。担当でない場合は,文献を熟読し議論の準備を行う。
授業で得た知見を自らの研究テーマと関連づけて検討してみる。

【成績の評価】
・基準
報告や議論の内容を通して,知識の習得,理解の度合い,汎用的技能(論理的思考力,文章表現力),参加の度合いについて総合的に評価する。具体的には次のような点が基準となる。①国際法や国際組織法の研究動向について説明できるか。②国際的な実行や学説について分析することができるか。③本講義で学んだことを,自身の研究テーマに積極的に活かすことができているか。
・方法
担当部分の報告(60%)+議論への参加状況(40%)

【テキスト・参考書】
テキスト:①佐藤哲夫『国際組織法』(有斐閣、2005年)
 ②J.Klabbbers, An Introduction to International Organizations Law, Third Edition (Cambridge University Press, 2015)
参考書については、講義において適宜紹介する。

【その他】
・オフィス・アワー
木曜日 14:30~16:30 丸山研究室

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