臨床心理査定演習B
 Seminar in Psychological Assesment B
 担当教員:上山 眞知子(KAMIYAMA Maciko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
アセスメントを正確に行うことは、心理臨床家として求められる最も重要な力量であるである。授業においては、アセスメントに対する基本的な理解を促しつつ、実際の症例に応じたアセスメントに関する知識の定着を目標とする。

【授業の到達目標】
心理臨床におけるアセスメントに必要な、基本的な知識と技法の習得を目指す。

【授業概要(キーワード)】
アセスメント、治療

【科目の位置付け】
前期の授業を踏まえ、応用編となる医療モデルに従ったアセスメントの修得。

【授業計画】
・授業の方法
受講者によるレポート発表形式とする。なお、具体的な症状についての視聴覚教材を導入し、それについてのレポート提出も課す予定である。
・日程
1~ 3: アセスメントの基本的な観点について、概括する。
4~13:診断の基準についての理解:米国精神医学会・診断基準のマニュアルDSM-5(2015)を読み込む。各自分担を決め、パワーポイントを用いた解説を発表する。その内容に従って議論を行い、理解を深める。
また、各症例について、補足として視聴覚教材を導入して理解を深める。
14~15: 授業を通しての振り返りとまとめの討論を行う。

【学習の方法】
・受講のあり方
参加者は、分担に従ってパワーポイントによる発表を行い、その後全体で質疑応答と討論を行う。全員、次週までに、A41枚に授業後に振り返りのレポート作成し提出する。
・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
①文献を読み込み、討論をリードしかつ質疑に答えられる準備を行っていること
②授業の振り返りのレポートの提出
③試験による理解度の評価
成績評価の配点は、50点、25点、25点とする。
・方法
質疑応答に対応できるように関連文献等を読んで理解を深め、パワーポイントを作成し発表した内容を評価の対象とする。受講者は全員、翌週までに発表から学んだことと疑問点をA4にまとめ提出する。その内容によって、各自の理解度を評価する。必要に応じて試験を実施する。

【テキスト・参考書】
DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル (医学書院) なお、テキストは研究室にも用意してある。

【その他】
・学生へのメッセージ
用語がわからなければ下調べし、質問に対応できるよう準備すること。
・オフィス・アワー
随時

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