臨床心理実習 初級
 Elementary Practical Exercise of Clinical Psychology
 担当教員:佐藤 宏平(SATO Kohei), 関口 雄一(SEKIGUCHI Yuichi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
大学の心理臨床施設の機能や運営方法に関する見学実習を手始めに、(1)知能検査、人格検査(簡単な投映法検査を含む)実習 、(2)プレイセラピー実習 、(3)試行カウンセリング 、(4)インテーク面接実習(観察・陪席) 、(5)心理臨床面接実習(観察・陪席)、(6)心理臨床面接・ロールプレイの補助セラピスト体験とスーパーヴィジョン 、(7)インテークカンファレンス、事例検討会への参加等を通して、心理臨床実践の基礎を身につける。

【授業の到達目標】
心理臨床施設で実習するにあたって重要な事項を説明できる。
ケースの見立てに基づく面接計画を立てることができる。
さまざまな対象に対するカウンセリング、心理療法をスーパーバイズを受けながら実践することができる。

【科目の位置付け】
臨床心理学に関する必修科目

【授業計画】
・授業の方法

・日程
実習施設
山形大学地域教育文化学部附属教職研究総合センター心理教育相談室
実習時間と配分 90時間
・体験学習(12時間):相談室におけるケース担当に向けて、必要な技能をロールプレイ等を通して修得する。
①心理相談室における相談業務(インテーク面接実習含む)の流れについて
<担当:佐藤>1.5時間×4回 4・5月
②子どもに対する行動カウンセリングやプレイセラピーについて
<担当:関口>1.5時間×4回 6・7月

・心理教育相談室カンファレンス参加(27時間):心理教育相談室のインテークカンファレンス及びケースカンファレンスへの参加により、多数の事例の実際に触れ、心理臨床に必要な基本的資質を高める。
1.5時間×19回

・相談事例の観察、陪席並びに補助セラピストとしての参加(45時間):心理教育相談室の事例に対して、プレイセラピーの観察、面接への陪席ならびに補助セラピストとしての事例参加を行い、スーパーヴィジョンを通して相談事例への洞察を深め、心理臨床面接実践の基礎を身につける。

・臨床心理セミナーへの参加(6時間):心理臨床の現場の先生による講義

【学習の方法】
・受講のあり方

・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
・実習における諸活動に積極的に参加しているか。
・相談研修員または相談員として、来談者に対して敬意と配慮を欠かさずに接することが出来るか。
・方法
実習日誌及び平常点から,評価項目・基準に照らし合わせて評価を行う。
出席:30%
受講態度(質疑応答等において、主体的、積極的に講義に臨んでいるか):70%

【テキスト・参考書】
実習記録等は初回に配布する。尚その他資料は随時配布する。
必要に応じて随時、紹介する。

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