心理学研究法特論
 Research Methods in Psychology
 担当教員:高橋 国法(TAKAHASHI Kuninori)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)学部共通分野
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
心理学研究法についての理解を深め、修士論文執筆に役立てる。

【授業の到達目標】
臨床心理学領域における研究はどのように行われているのだろうか。その方法にはどのようなものがあるのだろうか。社会的な意義はどれほどあるのだろうか。本授業では英語論文を題材に、研究の方法についての理解を深める。

【授業概要(キーワード)】
量的研究法、質的研究法

【科目の位置付け】
本授業は臨床心理学専攻の選択科目である。

【授業計画】
・授業の方法
研究を行う上での様々な方法論について学ぶ。また英語論文を題材に、その内容と研究法についてまとめ、プレゼンテーションを行う。また講義では随時、ディスカッションを行う。
・日程
第1回目 何のための研究か?研究と倫理 
第2回目 研究のプロセス
第3回目 質的研究法
第4回目 量的研究法(1)
第5回目 量的研究法(2)
第6回目 面接法
第7回目 事例研究法
第8回目 グラウンデット・セオリー・アプローチ(1)
第9回目 グラウンデット・セオリー・アプローチ(2)
第10回目 受講生プレゼンテーション(1)
第11回目 受講生プレゼンテーション(2)
第12回目 受講生プレゼンテーション(3)
第13回目 査読者体験(1)
第14回目 査読者体験(2)
第15回目 講義のまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
本講義で配布される資料を精読し研究法の理解に努める。またプレゼンテーション課題では、PsycINFO等の文献データベースで文献を検索し、日本語要約を行い、発表資料を作成する。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で学んだことを念頭に身近にある研究論文を読み、その構成、研究法、論旨展開について考えて欲しい。

【成績の評価】
・基準
各自選択した論文の研究法について理解し説明できることが求められます。またディスカッションに積極的、能動的に参画できることが合格の基準です。
・方法
出席、授業態度、プレゼンテーションについて自己採点を行い、それをもとに最終的に評価する。

【テキスト・参考書】
参考書:「心理学研究法入門 調査・実験から実践まで」 南風原朝和・市川伸一・下山晴彦(編)(2001).東京大学出版会.

【その他】
・学生へのメッセージ
しっかり取り組んでください。

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