【授業の目的】
音楽表現演習(管弦打)Aで培った表現技能をさらに発展させるべく、ここではより多彩で豊かな表現に即応し得る弾力的柔軟な応用技能を身につける。器楽文化の生成にまつわる様々な事象について引き続き考究しつつ、演奏内容のさらなる充実を図る。尚、授業で試みた創意・工夫・解釈等について説明・討論の場を設ける。 (共同担当方式/全15回) ( /全15回)ロマン派、近現代等から弦楽器のための作品の演奏法について研究・指導を行う。 (吉原すみれ)/全15回)ロマン派、近現代等から打楽器のための作品の演奏法について研究・指導を行う。 演奏内容の構築における個々の試みとその有効性、また公開演奏をもって授業を完結する際の独創的見解、解釈等についてを説明できること。
【授業の到達目標】
弦打楽器のための作品について演奏法を学ぶ。独奏を主体的に行い、主にロマン派、近・現代等の作品を取り上げ、それらの表現内容の概略を把握した上で、教員の指導・助言を通して試みた様々な創意・工夫・解釈等について討論の中で説明ができ、それに基づいた公開演奏が実践できること。
【授業概要(キーワード)】
創意、工夫、解釈における独自性。
【科目の位置付け】
音楽芸術分野 選択必修科目
【授業計画】
・授業の方法
受講者の人数により、個人指導、グループ指導等の方法を適宜取り入れる。
・日程
受講者の専門性及び現況等を考慮し、作品は適宜授業に振り分ける。1例として 第1回:オリエンテーション:ロマン派、近・現代等を代表する作品を取り上げ、その音楽的特徴、歴史的意義、様式感、拍節法、速度法等の演奏法について、弦楽器、打楽器に分かれて概説する。( ・吉原) 第2~3回:シューベルトの交響曲8&10番を取り上げ、同様に進める。(同上) 第4~5回:メンデルスゾーンの序曲等を取り上げ、同様に進める。(同上) 第6~7回:ブラームスの序曲&交響曲を取り上げ、同様に進める。(同上) 第8~9回:ラヴェルの狂詩曲等を取り上げ、同様に進める。(同上) 第10~11回:ショスタコーヴィッチの作品を取り上げ、同様に進める。(同上) 第12~13回:バルトーク(その1)の作品を取り上げ、同様に進める。(同上) 第14回:これまで試みた創意・工夫・解釈等について討論。(同上) 第15回:研究した楽曲の一部を公開演奏し、授業の成果を発表する。演奏表現においては討論の意図が明快に示されること。(同上)
【学習の方法】
・受講のあり方
個人指導の内容は独自性が強く、唯一無二であることに深い意味があるので、指導内容にしっかりと向き合うこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
文献、資料等から作品の背景、作曲の経緯、作者の生涯等の予備知識を得る。 指導を受けた後の、修正、補足等について確認し、さらに習熟度を高める。
【成績の評価】
・基準
1、授業に対する取り組み、姿勢等の平常点(30%) 2、学期末の実技試験における技術的、及び芸術的評価(70%)
・方法
・ 授業は教員2名の協働方式により行われる。担当教員は合議により、授業の到達目標及び概要から、討論・公演の成果等を総合的に評価する。 定期試験(演奏試験)2、(70点満点中)+1、授業に対する取り組み、姿勢等の平常点(30点満点中)合計点.100点満点中
【テキスト・参考書】
必要な資料は,配布または準備を指示する。 楽譜、及び作品にまつわる文献等
【その他】
・学生へのメッセージ
健康に留意 疑問点を明らかにし、解決の糸口をつかむよう努める。
・オフィス・アワー
火、水、木、金の昼食時
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