【授業の目的】
少人数の声楽アンサンブル形態で授業を進める。ギヨーム・デュ・ファイ、ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ、ヤコポ・ペーリ、オルランド・ラッスス、トーマス・モーリー、ウィリアム・バードなどの作品を取りあげ、ポリフォニー音楽の様式感を実践的に学ぶ。毎回履修者の中より指導者を選び、指導法を含めた演奏法を研究する。 (共同担当・分担方式13回、協働方式2回/全15回) (藤野祐一/7+2=9回)ルネサンスの声楽アンサンブル作品の演奏法について研究・指導を行う。主にデュ・ファイ、パレストリーナ、ペーリの無伴奏作品を取り上げて実践的に指導する。 (渡辺修身/6+2回=8回)ルネサンスの声楽アンサンブル作品の演奏法について研究・指導を行う。主にラッスス、T.モーリー、W.バードの無伴奏作品を取り上げて実践的に指導する。
【授業の到達目標】
室内合唱曲を仕上げていく過程を経験し、その方法について学習する。演奏形態は混声合唱を中心とし、教材としては主にルネサンス期の合唱作品を取り上げる。特に少人数のアンサンブルを経験することにより、無伴奏作品の唱法について理解を深める。最終的に高度なアンサンブル能力を身につけることを目標とする。
【授業概要(キーワード)】
総合連携科目
【授業計画】
・授業の方法
履修者全員で混声合唱の形態を中心に行う。
・日程
第1回 オリエンテーション:ルネサンス音楽の特徴である無伴奏合唱曲を取り上げ、その音楽的特徴、歴史的意義、演奏法について概説する。(藤野・渡辺) 第2回 ギヨーム・デュ・ファイ(その1)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(藤野) 第3回 ギヨーム・デュ・ファイ(その2)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(藤野) 第4回 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(その1)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(藤野) 第5回 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(その2)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し演奏法を実践的に研究する。(藤野) 第6回 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(その3)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(藤野) 第7回 ヤコポ・ペーリ(その1)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(藤野) 第8回 ヤコポ・ペーリ(その2)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(藤野) 第9回 オルランド・ラッスス(その1)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(渡辺) 第10回 オルランド・ラッスス(その2)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(渡辺) 第11回 ヤコポ・ペーリ(その1)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(渡辺) 第12回 ヤコポ・ペーリ(その2)作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(渡辺) 第13回 トーマス・モーリー(その1)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(渡辺) 第14回 トーマス・モーリー(その2)の作品を取り上げ、その様式感、発声上の留意点を解説し、演奏法を実践的に研究する。(渡辺) 第15回 第2回から14回で取りあげた楽曲の演奏を行い、授業の成果発表会を公開で行う。演奏にあたっては声部の入れ替えなど実践的な対処が出来るようになること。(藤野・渡辺)
【学習の方法】
・受講のあり方
・授業時間外学習へのアドバイス
【成績の評価】
・基準
以下の評価の観点に則り、課題レポートの内容などもを踏まえて総合的に判断し、評価する。 ①授業全体での方向性を理解し努力したか。 ②授業に積極的であったか。 ③到達目標を達成できたか。
・方法
①授業は,2名の教員による協働方式により行われる。担当教員は,合議により以下の評価の観点・方法で評価する。 ②授業の到達目標及びテーマの観点から,レポート60点・公演の成果40点で総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
テキスト及び参考書については、適宜配布または準備を指示する。
|