【授業の目的】
民族音楽学の視点と研究方法を学び、世界のさまざまな音楽へのアプローチの仕方を紹介する。
【授業の到達目標】
①世界の諸民族の多様な音楽について知る。 ②現代社会における伝統音楽継承や変容の諸問題について考える。 ③世界の音楽から人間と音楽の関係を考え、自分達の地域の音楽文化について新しい観点から見直す。
【科目の位置付け】
選択科目
【授業計画】
・授業の方法
・日程
第1回イントロダクション:世界の音楽を知るということ 第2回テクストとコンテクスト 第3回エティックとイーミック 第4回楽器のいろいろ 第5回合奏のいろいろ 第6回声のいろいろ(1) 第7回声のいろいろ(2) 第8回身体と音楽の関係(1) 第9回身体と音楽の関係(2) 第10回伝承について考える(1) 第11回伝承について考える(2) 第12回越境する伝統音楽(1) 第13回越境する伝統音楽(2) 第14回フィールドワークの現場から 第15回まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
授業中には積極的な発言や質問を期待します。
・授業時間外学習へのアドバイス
関連する音楽資料の視聴や文献の講読を行い、授業内容を補完することをのぞみます。
【成績の評価】
・基準
授業の理解度、課題への積極的取り組み。
・方法
授業の出席と参加態度80%、授業後のミニレポート20%。
【テキスト・参考書】
・ テキストとして、徳丸吉彦;増野亜子(編)『民族音楽学12の視点』、音楽之友社、2016を使用します。 事前に購入して目を通しておくようにしてください。 ・主な参考書は以下の通りです。他にも授業内で関連する本を紹介します。 柘植元一;塚田健一(編)『はじめての世界音楽: 諸民族の伝統音楽からポップスまで』音楽之友社、 1999 徳丸吉彦『民族音楽学』放送大学教育振興会、1991 徳丸吉彦『民族音楽学理論』放送大学教育振興会、1996 月溪恒子;北川純子;小塩さとみ『現代日本社会における音楽』、東京:放送大学教育振興会、2008 小塩さとみ『日本の音・日本の音楽』、アリス館、2015 増野亜子『声の世界を旅する』、音楽之友社、2014 皆川厚一『ガムラン武者修行―音の宝島バリ暮らし』、PARCO出版、1994 梅田英春『バリ島ワヤン夢うつつ―影絵人形芝居修業記』、木犀社、2009 中島貞夫(監修)『音をかたちへ−−ベトナム少数民族の芸能調査とその記録化』、醍醐書房、2006
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