室内楽演習(器楽)B
 Chamber Music (Orchestral Instruments) B
 担当教員:渡辺 修身(WATANABE Osami)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
少人数の器楽アンサンブル形態で授業を進める。シューベルト、メンデルスゾーン、ドボルザーク、ショスタコーヴィッチ、アレンスキー、邦人作品等を取り上げ、ロマン派及び近・現代音楽の様式感を実践的に学ぶ。毎回履修者の中より指導者を選び、指導法を含めた演奏法を研究する。尚、創意・工夫・解釈を説明するための討論の場を設ける。
(共同担当・分担方式12回、協働方式3回/全15回)
(渡辺/6+3=回)ロマン派作品の演奏法について研究・指導を行う。
(河野/6+3=回)ロマン派から近・現代作品の演奏法について研究・指導を行う。

【授業の到達目標】
室内楽曲を仕上げていく過程を経験し、その方法について学習する。演奏形態は室内楽編成を中心とし、教材としては主にロマン派から近・現代の作品を取り上げる。少人数のアンサンブルを通して身に付けた表現の多様性について説明出来ること。最終的には高度なアンサンブル能力を身につけることを目標とする。

【科目の位置付け】
音楽芸術分野 選択科目

【授業計画】
・授業の方法

・日程
受講者の専門性を考慮して、1例として以下のように作品を振り分ける。
第1回:オリエンテーション:ロマン派及び近・現代音楽を代表する作品を取り上げ、その音楽的特徴、歴史的意義、フレージング、和声法、速度法等の演奏法について概説する。(渡辺・河野)
第2~3回:シューベルトの作品を取り上げ、同様に進める。(渡辺)
第4~5回: メンデルスゾーンの作品を取り上げ、同様に進める。(渡辺)
第6~7回:ドボルザークの作品を取り上げ、同様に進める。
第8~9回:ショスタコーヴィッチの作品を取り上げ、同様に進める。
第10~11回:アレンスキーの作品を取り上げ、同様に進める。(渡辺)
第12~13回:邦人の作品を取り上げ、同様に進める。(河野)
第14回:これまでの演奏研究上の創意・工夫・解釈等の討論。(渡辺)
第15回:研究した楽曲の一部を公開演奏する。演奏表現にあたっては創意・工夫・解釈等、実践的明快に示されること。(渡辺)

【学習の方法】
・受講のあり方
授業で提示される音楽構築の様々なヒントについて、常に実践をもって吟味する。
・授業時間外学習へのアドバイス
新たな試行、工夫を自身の創意をもって進める。
演奏内容について確認し、確証を得る。

【成績の評価】
・基準
1、授業に対する取り組み、姿勢等の平常点(30%)
2、学期末の実技試験における技術的、及び芸術的評価(70%)
・方法
授業は教員2名の協働方式により行われる。担当教員は合議により授業の到達目標及び概要から、討論・公演の成果等を総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
必要な楽譜、各授業に必要な資料は,配布または準備を指示する。
楽譜、及び作品にまつわる文献等

【その他】
・学生へのメッセージ
健康管理

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