舞台芸術演習B
 Practice on Performing-arts B
 担当教員:藤野 祐一(HUZINO Yuuiti),渡辺 修身(WATANABE Osami)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
① 総合舞台芸術のオペラを通して、更に高度な舞台表現技術を学ぶ。
② 総合舞台芸術演習(オペラ)Aに引き続き、授業で展開される様々な練習について、音楽演奏面においても演技面においても細部にわたって考察し、舞台上において、より説得力のある表現を可能にするための無駄のない動きを研究する。
④ オペラは地域の文化芸術振興の一端を担ってきた。その現場の指導者となるためには、音楽演奏面はもとより企画・運営面からのアプローチを取り入れて実践的な活動を行う。

【授業の到達目標】
① 様々な分野のスタッフと共同で1本のオペラ公演を製作することにより、音楽演奏面はもとより企画・運営面からのアプローチを取り入れて実践的な活動を行うことができるようになる。
② 1本のオペラ公演の経過を通して、音楽性、人間性、協調性、社会性を身につけ、学部生のオペラ活動と連携し、指導的立場でのオペラ運営能力を習得する。

【授業概要(キーワード)】
舞台マナー、舞台用語

【科目の位置付け】
選択科目

【授業計画】
・授業の方法
①声楽・演出の知見から、主に歌い手のトレーニング方法をオペラの実践的活動に関わり指導する。(藤野祐一/15回)
②指揮の知見から、主にオーケストラのトレーニング方法をオペラの実践的活動に関わり指導する。(渡辺修身/15回)
・日程
第1回 オリエンテーション。総合舞台芸術演習(オペラ)Aに引き続き、これまでのオペラ公演の実践的研究をもとに、音楽演奏面はもとより、企画・運営における問題を把握する。(グループ討議)
第2回 日本のオペラ団体の実状を調査・研究する。同時に決定した楽曲の音楽稽古を始める。以後、学部のオペラ授業に指導スタッフ(指揮、演出、コレペティトア等)として参加し研修をする。(藤野・渡辺の協働方式)
第3回 日本のオペラ劇場の運営状況を調査・研究する。同時に楽曲の音楽稽古を行う。
第4回 舞台美術スタッフについて専門家を招き指導を受ける。同時に楽曲の音楽稽古を行う。
第5回 衣裳スタッフについて専門家を招き指導を受ける。楽曲の立ち稽古(演技をつける)を始める。同時に伴奏を受け持つオーケストラの練習を始める。(演技:藤野 音楽:渡辺)
第6回 照明スタッフについて専門家を招き指導を受ける。楽曲の立ち稽古を行う。舞台上でより説得力のある表現を可能にするための、無駄のない動きを学ぶ。同時にオーケストラの練習を行う。
第7回 演技を中心に練習するグループと音楽を中心に練習するグループに分かれて,楽曲の細部に渡って表現する。
第8回 演技を中心に練習するグループと音楽を中心に練習するグループに分かれて,楽曲を心理的にも掘り下げて表現する。(演技:藤野 音楽:渡辺)
第9回 楽曲の前半フィナーレの音楽と演技の確認を行う。
第10回 楽曲の後半フィナーレの音楽と演技の確認を行う。
第11回 楽曲の前半の通し稽古を行い、アンサンブルと演技の精度を高める。同時に舞台のセット、大道具、小道具の確認を行う。
第12回 楽曲の後半の通し稽古を行い、アンサンブルと演技の精度を高める。同時に舞台のセット、大道具、小道具の確認を行う。
第13回 全曲の通し稽古を行い、舞台上でのサウンドのバランスや、演技の確認を行う。衣装を着け、本番での動きを確認する。
第14回 ゲネラル・プローべ(総稽古)を行い、公演へ向けての最終チェックを行う。
第15回 学外でのオペラ公演をオーケストラ伴奏(またはピアノ伴奏)で行う。

【学習の方法】
・受講のあり方

・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
以下の評価の観点に則り、期末実技試験の結果などを踏まえて総合的に判断し、評価する。
 ①授業全体での方向性を理解し努力したか。
 ②授業に積極的であったか。
 ③到達目標を達成できたか。
・方法
2名の教員により、学期末のレポート60点と、平常点40点により評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト及び参考書については適宜指示する

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