伝統文化論
 Lecture of Traditional Culture
 担当教員:永井 康雄(NAGAI Yasuo)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
世界の各国或いは各地域には、それぞれに固有の文化が存在している。それらは各々異なる気候・風土などの諸条件の下、長い歴史を経て形成されたものである。本講では、宮城県村田町に残された歴史的建造物群に着目し、それらが成立した背景を理解しつつ、文化遺産を現代社会で活用していく方法について検討する。

【授業の到達目標】
(1)伝統的建築の構成を理解できる。
(2)伝統文化という観点から、歴史的建築の保存、修復・復元(原)における基本的考え方を理解できる。
(3)伝統的建築の活用について寄与できる。

【授業概要(キーワード)】
伝統的建築、保存、活用

【科目の位置付け】
地域教育文化研究科造形芸術分野(総合連携科目)

【授業計画】
・授業の方法
講義、見学会、作品展示
・日程
第1回:ガイダンス 文化財建造物とは
第2回:伝統的建築の特徴(構成部材や意匠を理解する)
第3回:重要伝統的建造物群保存地区について(宮城県村田町を事例として)
第4回:歴史的建造物に関する諸問題(宮城県村田町を事例として)
第5~7回:見学(宮城県村田町)
第8~11回:歴史的建造物の活用について(作品制作)
第12~15回:作品展示及び好評

【学習の方法】
・受講のあり方

・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
レポート(40点)、作品展示(60点)
・方法
毎時間の取り組み状況、レポート、作品などにより総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
必要な資料は各時間ごとに配付する。
参考書:『建物の見方・しらべ方 江戸時代の寺院と神社』文化庁歴史的建造物調査研究会、ぎょうせい
参考書:『寺社建築の鑑賞基礎知識』濱島正士、至文堂
参考書:『日本建築の鑑賞基礎知識』平井聖・鈴木解雄、至文堂
参考書:『古建築の細部意匠』近藤豊、大河出版

【その他】
・学生へのメッセージ
見学会は休日に行う場合がある。
・オフィス・アワー
授業終了時、または研究室で随時。

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