平面造形演習
 Seminer of Arts of Level
 担当教員:八木 文子(HUMIKO Yagi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
・ 絵画及び版表現を中心とした造形的創造活動を通して、地域社会との関わりを探求し、生涯学習社会において実践的活動を試みることを目的とする。
・芸術と社会のあり方を検証し、主体的に社会参加に取り組めることをねらいとする。
・ 芸術文化における地域活動を参照し、ワークショップ等の各種プロジェクトを考案する。(第1回~第3回)次に活動構想とコンセプトを発案(第4回~第5回)プロジェクト完成図・設置予想図を制作し、具体化する。(第6回~第7回)さらに現場調査を経て実際に活動、制作を行う。(第8回~第14回)活動後に報告・考察を行う。(第15回)

【授業の到達目標】
・ 地域社会のニーズに対応した諸問題を解決していく意思を持ち、行動できる。
・ 従来からの技術や表現方法の枠に囚われず、現代の社会の中で有効に生かされるような表現領域を開発・研究出来る。
・ 新しいコミュニティ形成のためのアートマネージメントの理念を理解し、積極的に地域社会に参加、参画する芸術文化活動を行うことができる。。
・ 与えられた情報を単に享受するだけではなく、自発的な選択が出来る。

【授業概要(キーワード)】
アートマネージメント・コミュニティ・プロジェクト・ワークショップ

【科目の位置付け】
この授業は地域の造形文化活動に関心を持ち、振興・発展に貢献できる能力を身につけるものである。(地域教育文化研究科ディプロマポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
研究発表、ワークショップ等の各種プロジェクトの実践
・日程
第1回 アートマネージメントの基本概念について:アートマネージメントの基本的な概念、姿勢について考察し、社会的ニーズと表現の新しい芸術文化活動についての可能性を探る。
第2回 プロジェクトの考案及び行動計画:平面表現領域において生涯学習社会に有効に生かされる活動内容を検討する。
第3回 プロジェクトの考案及び行動計画:ワークショップ等の各種プロジェクトを考案する。各自のプロジェクトの行動計画を立てる。
第4回 活動構想とコンセプト発案:活動構想及びコンセプトを文面化し、行動計画の問題点を明らかにする。
第5回 活動構想とコンセプト発案:コンセプト、活動構想が現実的に具現化できる内容か検討する。
第6回 プロジェクト完成図・設置予想図制作:プロジェクトの完成予想図の試作品モデルを制作する。
第7回 プロジェクト完成図・設置予想図制作:プロジェクトの設置予想図の試作品モデルを作成する。
第8回 現場との合致(ニーズ調査)、鑑賞形態の考案:考案したプロジェクトと試作モデルを基に現場調査を行う。また、地域社会のニーズ調査を行う。
第9回 現場との合致(ニーズ調査)、鑑賞形態の考案:発生した諸問題解決のための討議を行う。
第10回~ 第14回活動及び制作開始:自らのプロジェクトに基づき活動及び制作活動を行う。
第15回 活動報告:それぞれの活動報告に基づいて討議する。実践計画について再考察する。

【学習の方法】
・受講のあり方
各自のプロジェクトについて学生が主体的にディスカッションし、コミュニケーションを図りながら授業を展開する。
・授業時間外学習へのアドバイス
各自プロジェクトに関しての地域や展示場所のリサーチやニーズ調査
現状に合わせた行動計画の見直し

【成績の評価】
・基準
・地域社会のニーズに対応諸問題を解決するための実践計画と 課題に対応して具体的、能動的に参画できていることを評価します。
・方法
・プロジェクト実施計画レポート 50点
・プロジェクトアーカイヴ 50点

【テキスト・参考書】
必要な資料は,配布または準備を指示する。
課題テーマに応じて紹介する。

22021150-2017-17-28215