立体造形演習
 Seminar of Three Dimensional Art
 担当教員:土井 敬真(DOI Hiromasa)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
この授業では、仏像から明治時代以降の西洋の影響を受けた今日の彫刻作品までの歴史をたどり、その変遷を考察するとともに、今後立体造形の中で彫刻というものがどのようにあるべきかを実制作を通して検証していく。

【授業の到達目標】
現代の日本においてどのような立体作品が望ましく、地域社会に求められているのかを考察し、述べることができる。考察した作品を実際に制作・プレゼンを行うことにより、地域における文化的環境の整備や、芸術文化活動を企画・指導できる力を持った創造性豊かな人材を育成できる。

【授業概要(キーワード)】
彫刻、立体造形

【科目の位置付け】
「造形表現と理論」における専門的な実技科目

【授業計画】
・授業の方法

・日程
第1回 日本における彫刻という概念の変化を明治時代以前・以降、そして現代に至る作品の歴史をたどり、考察する。
第2回 市街地を散策しながら、実際に設置された立体造形作品を鑑賞しながら、作品と環境との関わりを体感する。
第3回 第1回、2回の授業をもとに現代の彫刻作品における問題点や今後の展望について議論し、どのような作品制作・発表が望ましいのかを考察する。
第4回 第3回で考察した自身の考える立体作品の実制作のためのアイデアスケッチを行い、構想を練る。
第5回~13回:粘土や木など各自が選択した素材を用いて実際に作品制作を行う。
第14回 制作した作品のプレゼンテーションを行った後、それぞれの作品についてディスカッションし、提出するレポートの参考とする。
第15回 日本における彫刻の概念の変化や自身が考える問題点、作品制作、プレゼンまでをレポートにまとめる。

【学習の方法】
・受講のあり方
作品制作を通して、立体造形を体感するとともに、「地域と文化」、「環境と造形」それらの関わりを身近なものとして捉え、学習する。
・授業時間外学習へのアドバイス
立体を中心に、様々な作品を画集等で鑑賞しながら、その印象を記しておく。
多くの美術展に出品された作品や公共の場所に設置された野外作品を鑑賞すると共に、その作品の内容や展示方法の検証を試みる。

【成績の評価】
・基準
現代の日本においてどのような立体作品が望ましく、地域社会に求められているのかを考察し、作品として実際に制作しプレゼンを行うことが合格の基準です。
・方法
作品制作への意欲・構想30点、課題作品40点、プレゼンテーション30点

【テキスト・参考書】
実習が中心となるため、その授業に応じた資料を適宜配布する。

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