デザイン・マネジメント演習
 Seminar in Design Management
 担当教員:齋藤 学(SAITO Manabu)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
デザインの企画・運営におけるマネジメント要件を実践的に習得する。

【授業の到達目標】
地域産業を対象とした製品開発あるいは支援活動を企画・立案し,実際の運営を通してデザインにおけるマネジメントの要件を理解し,運営に関する実践技能を習得する。

【授業概要(キーワード)】
要件、管理、ニーズ分析、行政、同業組合、NPO

【科目の位置付け】
デザイン・プロジェクト演習,芸術と文化政策,アートマネジメント論,文化コーディネート実習[造形]等と密接に関連しており,各授業で得た経験・知識の実践的な活用を試みる。

【授業計画】
・授業の方法
地域企業ならびに関連機関(行政,同業組合,NPO等)の協力を得て対象テーマを設定し,デザインの企画・運営におけるマネジメント(現状調査・ニーズ分析・情報管理・組織運営・資金管理等)に対する理解を深める。同時に運営結果の客観的な評価方法や記録(報告書・カタログの編集等)の手法についても技術を高めていく。
・日程
第1回 地域産業支援研究①:協力機関(地域企業・同業組合)を対象とした現状調査を行い,機関の特徴について把握し,支援課題の選定を試みる。[課題例]製造企業の既存製品に対する改良提案あるいは広報(販促)計画など
第2回 地域産業支援研究②:協力機関(NPO等)を対象とした現状調査を行い,機関の特徴について把握し,支援課題の選定を試みる。[課題例]山形県社会貢献基金/テーマ型協同助成事業への参画など
第3回 地域産業支援研究③:行政ならびに各種財団等が公募する支援事業・制度について情報を収集し,各事業の特徴について調査・分析する。
第4回 企画研究①:地域産業支援研究①②において把握した各種ニーズと,③から選定した各種制度の支援条件との適合性について考察し,事業目標を立案する。
第5回 企画研究②:企画研究①の結果をモデルとして,資金計画(予算書)を立案する。
第6回 企画研究③:企画研究①の結果をモデルとして,事業計画を立案する。
第7回 企画研究④:企画研究①~③をまとめ,中間プレゼンテーションを行う。◆
第8回 運営研究①:事業実施に要する材料・技術・設備・人員等の検討を加え,体制の組織化を検討する。
第9回 運営研究②:運営研究①をもとに,細部の運用スケジュールを立案する。
第10回 運営研究③:運営研究①をもとに,資金管理のシミュレーションを行う。
第11回 運営研究④:運営研究①をもとに,設備を導入した際の効果について検証する。
第12回 運営研究⑤:事業実施に伴い蓄積する各種情報(データ)の管理方法について演習する。
第13回 運営研究⑥:事業成果の分析・評価方法について演習する。
第14回 運営研究⑦:事業成果の記録・各種報告書の作成方法について演習する。
第15回 総括:プレゼンテーション(成果報告)を行う。◆

【学習の方法】
・受講のあり方

・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
上記の到達目標を評価の観点として,下記の項目について総合的に判断し評価する。
①ニーズの把握,②企画の内容(妥当性),③運営計画(実行性),④業務分析と客観的評価方法の理解,⑤情報伝達の工夫,⑥報告書の作成手法と要件の理解
・方法
【評価の方法】①各回の小レポート(20%),②プロジェクトの運営(40%),③プレゼンテーション[2回]および報告書[2回](40%)
※地域企業ならびに関連機関からの協力を得ながら演習を進め,◆印の場面においては協力機関等からの外部評価を得る。

【テキスト・参考書】
各時間に必要な資料は,配付または準備を指示する。
各時間に,適宜紹介する。

【その他】
・オフィス・アワー
随時

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