スポーツ政策論
 Sport Policy
 担当教員:永田 秀隆(NAGATA Hidetaka)
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
国・都道府県・市区町村の三つのレベルにおける各種スポーツ政策や関連する審議会答申等について先進諸国等との比較検討により課題を探らせる。また、政策形成過程、行政組織・体制、民間スポーツ団体の役割・機能等についての理解を深め、特に地域に密着したスポーツ政策やスポーツ推進計画等のよりよい推進のためのコーディネートのあり方等について講義等を通して展望する。

【授業の到達目標】
日本及び諸外国のスポーツ政策の意義、形成過程や仕組み等を理解し、スポーツ推進策のあり方や今後の展望等について広い視野で検討する力を身に付ける。

【授業概要(キーワード)】
スポーツ政策、スポーツ基本法、スポーツ推進計画、政策形成過程

【科目の位置付け】
この授業は、スポーツの政策に関わる問題点を考察する力を身につけるものである。

【授業計画】
・授業の方法
講義中心であるが政策形成の実践力や課題解決力を養うため適宜討議も行う。資料を配付する。
・日程
1回目 オリエンテーション(授業概要(目標、進め方、内容、評価等)の説明)
2回目 政策研究とスポーツ(理論や課題)
3回目 スポーツ政策の形成(行政組織や政策形成過程)
4回目 スポーツ政策の決定(法政策や財政)
5回目 スポーツ政策の体系と実施(計画の体系、計画の実施、諸外国の計画)
6回目 スポーツ政策の評価と分析(政策評価、政策指標、経済分析)
7回目 スポーツ政策の主体と構造(アクター、統括団体、政策ネットワークやパートナーシップ)
8回目 スポーツ政策研究の動向(国内及び国際的動向)
9回目 スポーツ政策と公共性(公共性、生涯スポーツ、健康体力政策)
10回目 競技スポーツ政策(国内外の競技政策、ガバナンスやアンチ・ドーピング政策)
11回目 スポーツ施設と政策(施設の現状、政策課題、設置基準と整備計画、施設の管理運営)
12回目 学校体育政策(現状、運動部活動の政策、体育教員をめぐる諸施策)
13回目 国際スポーツ政策(ヨーロッパの憲章、オリンピックと政策)
14回目 地方自治体のスポーツ行政(行政組織、総合計画とスポーツ政策、行政の実務と課題)
15回目 地域スポーツクラブとその施策(スポーツクラブと総合型地域スポーツクラブ、事例と展望)

【学習の方法】
・受講のあり方
課題等について質問、意見交換を積極的に行うよう心がけること。
・授業時間外学習へのアドバイス
参考書等で予習し、基礎知識を得て課題意識を持つこと。

【成績の評価】
・基準
①学習意欲・態度(20点) ②思考・判断(40点) ③知識・理解力(40点)で総合的に評価
・方法
①授業中の意欲・態度の観察 ②課題のまとめ、発表、討議の内容 ③授業内・外レポートの実施

【テキスト・参考書】
原則レジュメを配付する。
参考書:菊幸一・齋藤健司・真山達志・横山勝彦編著「スポーツ政策論」(成文堂)

【その他】
・学生へのメッセージ
スポーツ政策の現状を正確に把握した上で、実践的な課題解決策を導き出そう。

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