地域スポーツ文化論
 The Theory of Local Sports culture
 担当教員:竹田 隆一(TAKEDA Ryuichi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
多様化する現代スポーツが、豊かさをもたらす文化として伝承されることは、今後の大きな課題である。そこで、本講義では、各国、地域におけるスポーツ文化の歴史・特性について論究し、多様なスポーツ文化を理解することによって、今後のスポーツ文化の在り方を明らかにする。

【授業の到達目標】
地域における多様なスポーツ文化を理解し、文化としてのスポーツの観点から、今後のスポーツ文化の在り方を理解する。

【授業概要(キーワード)】
スポーツ文化、地域、台湾

【科目の位置付け】
この授業は,地域のスポーツ課題についてスポーツ文化論の観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるものである

【授業計画】
・授業の方法
地域スポーツを理解するために、①締結大学である台湾師範大学運動・レジャー学院の林准教授(スポーツマネージメント)より「スポーツツーリズム」」についての講義をしていただき、スポーツ文化について理解を深める。②台湾独自の気功である「太極導引」を実習する。実技を通し、その理論(身体観)と実践(身体知)を理解する。③運動・レジャー学院の学生が作成した「台湾スポーツ文化プログラム」(2泊3日)を山形大学学生が実践し、プログラムについて検討する。④「日本・台湾のスポーツ文化事情」について互いに発表し、両国のスポーツ文化を理解する。
・日程
[山形]
1.オリエンテエーション
2.現代のスポーツ事情
3.台湾の歴史
4.台湾のスポーツ事情
[台湾]
○林先生講義
「グローバル社会変動中のスポーツツーリズムにおける役割」
○台湾・台湾師範大学スポーツ施設見学
○「日本・台湾のスポーツ事情」発表研究会
○「太極導引」(理論と実践)  
○「台湾スポーツ文化の理解」というテーマで台湾師範大学学生が作成したスポーツツーリズムプログラムを実践する。

【学習の方法】
・受講のあり方
地域で実践されているスポーツの特性を理解する。
・授業時間外学習へのアドバイス
スポーツに関する書籍や報道・新聞記事に関心をもつ。
講義をまとめる。

【成績の評価】
・基準
受講態度(意欲・行動力) 50点
発表態度         20点
レポート         30点
・方法
受講態度と発表態度、レポートの内容を総合的に判断する。

【テキスト・参考書】
参考書:『スポーツの歴史』:稲垣正浩,大修館,1996年
参考書:『文化としてのスポーツ』:オモー・グルーペ,ベースボールマガジン社,1997年

【その他】
・学生へのメッセージ
12月後半に7泊8日の日程で台湾・台北に滞在する。経費は、航空代、宿泊代、食費代等で10万円程度と見積もる。なお、詳細は、オリエンテエーションで説明する。

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