アウトドアスポーツ演習
 Seminar of Outdoor Sports
 担当教員:未定(非常勤講師)()
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
アウトドアスポーツのもつ対自然の魅力,身体運動としての効果,活動についての現状,環境問題を含む社会的背景や問題点について考えていく。さらに,地域の環境特性を把握した上での,生涯スポーツや野外教育としての可能性や問題点について現状を把握しながら実態調査も含めて理解を深めていく。
アウトドアスポーツの将来的可能性について検証する。

【授業の到達目標】
野外活動に包含されるアウトドアスポーツについての特性についての見識を深めながら,いくつかの活動について技術的特性や問題点を明らかにし,地域におけるアウトドアスポーツの指導や可能性について論じていく。学部段階での経験を基に,環境問題や社会的問題に ついて自分自身の考え方を構築できるようにする。

【授業概要(キーワード)】
アウトドアスポーツ 野外教育 生涯スポーツ

【科目の位置付け】
この授業は,野外スポーツに関わる社会的問題を検証する力を身につけるものである。

【授業計画】
・授業の方法
各個人がまとめたものを発表し,議論を深める。
・日程
第1回 アウトドアスポーツに関する最近の研究動向を明らかにし,アウトドアスポーツの最新の考え方について理解を深める。
第2回 アウトドアスポーツの現状を調査し,実施状況や問題点を明らかにしながら現状 認識を深めていく。
第3回 調査したアウトドアスポーツの現状から活動の分類や地域の特性を明らかにし,実施,運営をする際のマネジメントの問題点を探る。
第4回 生涯スポーツとして普及できるようなアウトドアスポーツにはどのようなものがあるかをふまえその可能性について論じる。
第5回 学校現場や公的機関での野外教育としてのアウトドアスポーツプログラムにはどのようなものがあるか調査し問題点を明らかにする。
第6回 一般に実施されているキャンプ活動の中で,地域の特性を活かしたプログラムとしてのアウトドアスポーツの可能性について論じる。
第7回 キャンププログラムとしてのアウトドアスポーツにおけるマネジメントのあり方について,位置づけや安全管理の面から論じていく。
第8回 アウトドアスポーツ活動における運動強度や疲労の違いなどの生理的側面からの特性について 理解を深める。
第9回 アウトドアスポーツ活動における爽快感,達成感,動機付けといった心理的側面からの特性について理解を深める。
第10回 アウトドアスポーツ活動の一般的なものについて,どのようにしたらうまくできるのか等技術的側面からの特性について理解を深める。
第11回 アウトドアスポーツの特性を理解した上での指導法についてこれからどのように実施をしていったよいのかを議論する。
第12回 アウトドアスポーツに関する自己体験,指導体験発表(1)
第13回 アウトドアスポーツに関する自己体験,指導体験発表(2)
第14回 アウトドアスポーツに関する自己体験,指導体験発表(3)
第15回 今後のアウトドアスポーツ活動の将来的可能性や問題点についてまとめる。

【学習の方法】
・受講のあり方
アウトドアスポーツ,野外教育等についての考え方を多角的な視点から捉える。
・授業時間外学習へのアドバイス
資料や文献をもとに自分の考えを入れながらレポートをまとめる。
互いの意見交換,考え方の違いをふまえ自分の考えを確立していく。

【成績の評価】
・基準
受講時における意見において自分の考えを論理的に構築しているか。調査等におけるまとめ方は適切であるか。レポート内容は適切か。
・方法
基準に合わせて総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
参考書:「野外活動の理論と実際」(野外教育研究会)

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