スポーツ教育法II
 Teaching Method of Sports and Physical Education Ⅱ
 担当教員:未定(非常勤講師)()
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
学校教育における体育指導場面や実際の地域のスポーツ指導場面における動きの構造や指導のあり方について考究し,運動学習における意味・動機付け,効果的な指導のあり方について理解を深める。あわせて様々な指導環境における,対象に応じた動きの指導はどうあるべきかといったことについて,自分なりの指導観がしっかりともてるようにする。
多様な指導法と運動の原理についてについての理解を深める。

【授業の到達目標】
実際の運動指導場面においては,理論通りに行かない多様な問題がある。それらを理解することにより,個々に応じたより適切な指導法とはいかにあるべきかといったことについて自分なりの考え方が構築できるようにする。

【授業概要(キーワード)】
指導法,運動原理,運動感覚

【科目の位置付け】
 この授業は,現場における指導の問題を明らかにする力を身につけるものである。

【授業計画】
・授業の方法
資料,文献をまとめ発表しながら議論を深める。
・日程
第1回 様々な運動学習の形態の中から,特に,実際の指導現場で観察しながら指導する表象分析の考え方について論じる。
第2回 学習者が形のある動きを覚え,修正してうまくなるためには基本的な 動きの構造を理解することの必要性について論じる。
第3回 動きの修得や習熟には順序性があり,その順序性や関連性からつながりを明らかにする動きの系統性について論じる。
第4回 正しい動きや理にかなった動きとはどのようなものでどう修正するの かといった点について論じる。
第5回 地域における生涯スポーツに指導等において,動きを教える場合の指 導のあり方について問題点を明らかにしながら論じる。
第6回 学校教育現場等における授業場面等での体育学習における問題点や指 導方法について動きの観察の視点から論じる。
第7回 技能向上に対する意欲はどのように引き出していけばよいのかといっ た事について,運動技能と学習意欲の関連から論じる。
第8回 学習者が,運動したいという動機付けをどのようにはかればよいのか といった問題について心理的側面との関連から言及していく。
第9回 スポーツ指導に際して,運動経験が技能向上にどのように関わってい るのかといった点を明らかにし論じていく。
第10回 動きを指導していく際,「よい動き」とは表象分析の中でどうのよう に評価すべきなのかといった評価のあり方について考えていく。
第11回 地域や学校における個人的運動に関わる動きを指導する場合の方法論 について問題点をふまえながら言及する。
第12回 地域や学校における集団的運動に関わる動きを指導する場合の方法論 について問題点をふまえて言及する。
第13回 各自の指導体験を基によりよい動きの指導を考えるための指導体験発 表会(1)
第14回 各自の指導体験を基によりよい動きの指導を考えるための指導体験発表会(2)
第15回 これからの動きの指導に関するまとめの討論会。

【学習の方法】
・受講のあり方
運動指導における方法論の違いや運動原理との整合性について自分の考えを深める。
・授業時間外学習へのアドバイス
資料,文献について自分の考えを入れながら発表レポートとしてまとめる。
指導法における問題点をふまえながら,自分の考えを構築していく。

【成績の評価】
・基準
受講時における自分の意見の論理的展開ができているか。指導体験等の発表における論理構成やプレゼンテーションの方法やできばえ。レポート内容。
・方法
基準に合わせて総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
適宜資料を配付する。

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