工学にとって不可欠な数学的ツールであるフーリエ級数・フーリエ変換・ラプラス変換について学習し，それらを使いこなす能力を身につける．

（１）フーリエ級数を求められるようになる．
（２）フーリエ級数の性質を利用する問題を解けるようになる．
（３）フーリエ変換を求められるようになる．
（４）フーリエ変換の性質を利用する問題を解けるようになる．
（５）フーリエ級数・フーリエ変換を用いて偏微分方程式を解けるようになる．
（６）ラプラス変換・ラプラス逆変換ができるようになる．
（７）ラプラス変換を用いて常微分方程式を解けるようになる．

フーリエ解析，フーリエ級数，フーリエ変換，ラプラス変換，微分方程式

工業数学の基礎となる科目であり、高校の数学、ニ年次の数学I,数学IIからの発展。
(高分子・有機材料工学科) CP1(3),DP2 に対応する。
(化学・バイオ工学科) CP1(1),DP2 に対応する。

（１）テキストの解説と補足を中心に講義を行う．
（２）授業時間外の学習を評価するために，WebClassを利用した「復習テスト」を実施する．

以下の各項目を平均2,3週で扱います.
○周期関数と直交性、
○ラプラス変換とラプラス逆変換、
○ラプラス変換を用いた微分方程式の解法、および中間試験
○フーリエ係数とフーリエ級数
○フーリエ変換とフーリエ逆変換、および期末試験
(詳しい日程は、第1週の講義時の担当者の説明にしたがってください。)

出席者は全員勉学の意志があるものとみなしますので、他の受講者の迷惑になるような行為は謹んでください。

復習では前回学んだ内容をしっかりと理解し、思い出しておいてください。 予習は、次に何を学ぶのかは眺める程度で構いませんので、復習に力を入れてください。
前回までの内容が理解できていなければ,当然次の内容も分からなくなります。
講義に関連するテキストの演習問題をたくさん解いてください。 分からない箇所は、
WebClass, 修学支援TA, オフィスアワーなどを利用して、解決してください。

授業概要(目標)に記載の項目について試験を行い、以下の基準を満足したものを合格とする。 毎回行う課題の評価30点、中間試験30点、期末試験の評価40点の点数配分として、合計100点満点のうち、総合評価で60点以上を合格とする。 但し中間、期末試験を受けなかった場合は単位認定をしない。

復習テスト30点，中間試験30点，期末試験40点の計100点で評価する．2回の試験を必ず受け，60点以上を合格とする．

石村園子、「やさしく学べるラプラス変換・フーリエ解析増補版」共立出版 978-4-320-01944-7

（１）疑問点は一人で抱え込まずに，教員や質問受付コーナーの大学院生に遠慮なく質問すること．
（２）教員からの連絡はWebClassを利用する．重要な連絡がないか常にチェックすること．

担当者の指示にしたがうこと。