情報倫理
 Information Ethics
 担当教員:田中 敦(TANAKA Atsushi)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)情報科学分野
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:情報科学科  科目区分:専門科目・必修 
【授業の目的】
情報化社会に必要な情報倫理とセキュリティを学ぶ.
情報化社会に生きる社会人・職業技術者に要求される情報倫理に関して,その社会的必要性,基本的な考え方,行動規範・指針,関連する法規を学ぶと共に,セキュリティに関するシステムやツール等の実践知識を学ぶ.

【授業の到達目標】
(a)情報化社会の抱えるネットワークの諸問題を考察し,情報倫理の意義を理解している.
(b)知的所有権を系統的に理解している.
(c)コンピュータ犯罪の実例を学び,それに対する法規を理解している.
(d)セキュリティを高めるシステム及びツールを理解して利用できる.

【授業概要(キーワード)】
情報化社会,倫理,知的所有権,コンピュータ犯罪

【科目の位置付け】
基礎となる科目:計算機基礎(一部)
関連科目:情報化社会と職業,技術者倫理
学習・教育目標の(E)に相当する.

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行う.「技術者倫理」に引き続き行うが、変更の場合もある.
場合によっては,講義中に討論または演習を行う場合がある.
・日程
1.ガイダンス, ネットワーク社会と情報化社会
2.ネットワークサービスとその仕組み
3.ネットワーク犯罪
4.コンピュータウィルス
5.情報セキュリティ
6.インターネットと法律
7.事例調査
8.小テストとまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
私語・喫煙等,他の受講生の迷惑になるような行為は行わない事.
講義に積極的にかかわることが求められる.
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストを予め熟読しておく事が望ましい
講義ノートとテキストを見ながら,情報化社会の問題を深く考えるが望ましい.
情報倫理に関するE-Learningシステムを積極的に活用すること.

【成績の評価】
・基準
事例調査のレポート(50点),小テスト(50点)で評価を行う.
60点以上を合格とする.
・方法
小テストとレポートで評価する.

【テキスト・参考書】
山住富也:「モバイルネットワーク時代の情報倫理 第2版」近代科学社, 2015
参考書及びインタネットからの入手可能な関連資料は適宜紹介する.

【その他】
・学生へのメッセージ
情報倫理は,情報化社会においてはすべての人が正しい知識と行動様式を身に付けなくてはならないものである。とりわけ,情報社会のに担い手となる情報技術者はさらに専門的な情報倫理の知識と深い理解が必要となる。授業を通じて,考え方,方法論,ツールなどをしっかり身に付けて欲しい.
・オフィス・アワー
火曜 16:00〜17:00

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