環境高分子科学
 Environmental Polymer Science
 担当教員:岡田 修司(OKADA Shuji)
 担当教員の所属:有機材料システム研究科
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:機能高分子工学科  科目区分:専門科目・選択必修 
【授業の目的】
高分子に関わる環境科学
身の回りで広く使われている高分子製品もその原料は化石資源であること、プラスチックのゴミが増加しているという現状などを再認識し、高分子を省資源、省エネルギー、環境調和、リサイクルといった観点から考え、資源や地球環境への関心を高める。

【授業の到達目標】
資源や地球環境に配慮した持続可能な社会を形成していくために必要な考え方を学ぶとともに、高分子製品に関連した取り組みについての知識を習得する。

【授業概要(キーワード)】
地球環境、省資源、省エネルギー、環境調和、リサイクル

【科目の位置付け】
資源・環境に関連する科目であると同時に、高分子研究者・技術者としてのモラルにも関わる科目である。

【授業計画】
・授業の方法
原則としてスライドを示しながら講義する。
・日程
1.なぜ環境科学を学ぶのか
2.グリーンケミストリー(1)
3.グリーンケミストリー(2)
4.持続可能な社会への対応
5.高分子製造過程での省資源、省エネルギー
6.高分子のリサイクル
7.環境調和型高分子
8.環境負荷の指標
後期前半に開講する(8回)。

【学習の方法】
・受講のあり方
講義を聴いてわからないことは積極的に質問して欲しい。
・授業時間外学習へのアドバイス
特に必要なし。
環境科学は現在進行形の分野であるので、レポート作成などを通じて、積極的に最新の動向を調べて欲しい。

【成績の評価】
・基準
レポートの点数(40点満点×2)、出席状況(20点満点)で60点以上で合格。
・方法
レポート課題を2回出題する。出席状況も参考にする。

【テキスト・参考書】
環境科学に関する一般的なものとして
日本化学会 編、御園生 誠 著、グリーンケミストリー―社会と化学の良い関係のために―、共立出版
渡辺 正・北島昌夫 訳、日本化学会・化学技術戦略推進機構 訳編、グリーンケミストリー、丸善

【その他】
・学生へのメッセージ
スケールの大きな地球環境の問題も、一人一人の認識と実践に関わってくると思います。

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