【授業の目的】
無機化学全般に関して、研究室配属後に役に立つ実践的な演習を実施する。
【授業の到達目標】
元素,無機化合物および無機固体の性質と反応を深く理解する。錯体が命名でき,錯体の配位子置換反応と電子移動反応を予測できる。無機化合物の状態,性質を理解するための実験方法を選択できる。化学反応を電池,工業電解,防食,表面処理に応用できる。無機化学分野におけるテーマに対し調査,解析および評価を行うことができる。化学物質に対する法令と廃棄法について学習する。
【授業概要(キーワード)】
無機化学全般
【科目の位置付け】
この演習は,物質化学工学科の学習・教育目標「(C)データの収集と解析および問題解決能力」に主に対応する。
【授業計画】
・授業の方法
具体的な計画についてはガイダンスや掲示等でお知らせします。
・日程
次の内容に沿った演習を行う。具体的な日程はガイダンスや掲示等で知らせる。 1.ガイダンス & 試薬の同定 2.XRDによる結晶相同定 3.電極電位・仕事関数・イオン化エネルギー 4.無機I分野演習問題 5.遷移金属のd電子 6.実験器具の使い方-復習編- 7.無機化合物の溶かし方と前処理技術 8.濃度とpH 9.無機化学実験で出会った化学物質 10.化学物質に関わる法律 11.化学物質の廃棄方法と情報共有 12.錯体の命名法と構造の表現 13.錯体の色とその表現 14.錯体の立体構造とその表現 15.錯体の電子構造とその表現
【学習の方法】
・受講のあり方
私語,飲食,喫煙,携帯電話のほか,他の受講生の迷惑となる行為を行う者には受講を許可しないことがある。 ※教科書や関連の参考書は毎回持参すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
指定された課題をベースにして教科書や参考書等を調査し,わからない部分を予めまとめておくことが望ましい。 講義に対する質問,感想,コメントがまとめられたノート等が作成されていると良い。
【成績の評価】
・基準
各回の演習についてはそれぞれの担当教員の説明に従うこと。
・方法
各回の演習を100点満点で評価しその平均が60点以上のとき合格とする。
【テキスト・参考書】
各回の演習についてはそれぞれの担当教員の説明に従うこと。
【その他】
・学生へのメッセージ
この演習を履修する際,無機化学Ⅰ・Ⅱ,分析化学,物理化学Ⅰ,量子化学,固体材料設計化学,無機工業化学,無機化学実験を修得していることが望ましい。
・オフィス・アワー
※オフィスアワーは,予告なく変更されることがあります掲示や学科ホームページ等で確認してください。
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