ゼミナール
 Seminar
 担当教員:機械システム工学科担当教員
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:機械システム工学科  科目区分:専門科目・必修 
【授業の目的】
機械システム工学に関する文献調査,調査した内容に関する報告,プレゼンテーションおよびディスカッションを行う.
ねらい: 最新技術や研究に関する情報を,主として英語で書かれた文献調査を通して取得する能力,専門分野の基礎知識に基づき正しく理解し説明する能力を養成すること.

【授業の到達目標】
1. 技術英文のスタイルを知り,概要を読み取ることができること.調査目的に沿って関連文献を検索できること.また,図書館,インターネット等を利用して機械工学関連分野の情報収集ができること(学習・教育到達目標 B).
2. 調査した文献の内容について,機械工学の基礎知識に基づいた説明ができること.正しい専門用語を用いて報告書を作成できること.質問の意味を正しく理解し正しく返答する議論ができること(学習・教育到達目標 D,G).
3. 専門分野の動向に関心を持ち,内外の学会・業界誌から最新情報を得ること.調査した文献に対して自分の見解を持てること(学習・教育到達目標 E).
4. 新しい技術に対して倫理的な観点から考慮し,問題点を発見できること(学習・教育到達目標 K).

【科目の位置付け】
この授業は機械システム工学科の学習・教育到達目標の(B)「技術者倫理と国際性を兼ね備えたリーダーシップ」(0.2),(D)「創造力,自主的行動力およびコミュニケーション能力」(0.2),(E)「自発的・継続的学習能力」(0.2),(G)「機械工学の基礎力」(0.2),(K)「技術者倫理観」(0.2)に対応する科目である.括弧内の数値は重みを示す.

【授業計画】
・授業の方法
1回90分の授業を15週にわたり行う.少人数(5人から6人)の班に分かれて,各班がひとつのテーマの英文の文献を用いて学習する.授業の終盤で文献に関するプレゼンテーションおよびディスカッションを日本語または英語で行う.
・日程
以下のテーマは平成28年度に実施されたテーマであり,テーマは年度により多少変更されることがある.

Biomechanics and daily life
Lights, Cams, Action! Having Fun with Paper Animations
Mechanics of Materials in Engineering
Soft and Wet matter Engineering
Mechanics of Materials
A gentle introduction to differential equations and perturbation methods in mechanics
Nature and Science Letters Latest Topics
Scientific American

Fluid Mechanics with Engineering Applications
Introduction to Engineering Programming
Fundamentals of Heat and Mass Transfer
An Introduction to Error Analysis
Fluid Dynamics or Combustion
Nanofluid
Bubble Puzzles

Calculation for Machine Design
MEMS and Micro systems
Robotics & Automation Magazine
Telerobotics and Virtual Reality
Analytical Dynamics
Mechanical Design of Machine Elements an Machines
Design of Machinery
New Mechanism and Control Method for Robot Revolution
Who is the Nobel prize winner?

【学習の方法】
・受講のあり方
全回出席することが前提である.
・授業時間外学習へのアドバイス
・予習のあり方
課題の文献を熟読し,分からない単語や専門用語を調べる.辞書にない専門用語については,インターネットの検索機能を用いて調べておくとよい.
参考文献中の重要な研究論文に関しては,発表機関のサイトから関連情報や画像などが得られる場合があるので,必要に応じて報告で用いることができるように準備しておくとよい.
・復習のあり方
科学技術文書において重要な英文表現や,機械工学の重要な専門用語については整理して覚えること.毎回読んだ文献の内容は,レポートおよびプレゼンテーションで使えるように整理しておくとよい.

【成績の評価】
・基準
各自の担当分に関する報告内容,プレゼンテーションおよびレポートを採点票に基づき評価する.採点票はガイダンスの際に示す.評価内容は以下のとおりとする.
1. 文献の概要を読み取ることができること.(学習・教育到達目標B).
2. 文献について的確な用語で説明し,報告書を作成し,議論ができること(学習・教育到達目標D,G).
3. 関連情報を収集し,自分の見解を述べることができること.(学習・教育到達目標E, K).
・方法
実施した演習に関する報告,プレゼンテーションおよびレポートを総合して,採点票に基づいて100点満点で評価する.評価は「授業概要(到達目標)」の(1)~(4)に対するものである.100点満点中,60点以上で単位を認定する.

【テキスト・参考書】
【テキスト】各テーマで指示される.
【参考書】必要に応じて各輪講テーマごとに指示される.

【その他】
・学生へのメッセージ
英語辞書やノートを準備して臨むこと.
十分に予習をしておくこと.
テーマは年度によって変更されることがある.
・オフィス・アワー
各教員ごとに学科掲示板に示す通り.
また,機械システム工学科のwebページから参照できる.

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