プログラミング言語
 Programming Languages
 担当教員:小山 明夫(KOYAMA Akio)
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:情報科学科  科目区分:専門科目・必修 
【授業の目的】
様々なプログラミング言語の諸概念を理解するるとともに現在主流となっているオブジェクト指向言語の考え方を実際のプログラミングを通して理解する.

【授業の到達目標】
(a)様々なプログラミング言語の用途・分類・設計思想を理解する.
(b)オブジェクト指向の概念を理解する.
(c)オブジェクト指向言語と他のプログラミング言語の違いを理解する.
(d)Java言語の文法を理解する.Java言語を用いてプログラムやアプレットを記述できるようになる.

【授業概要(キーワード)】
本講義では,最初にプログラミング言語全般に関する諸概念についての説明を行う.その後,現在主流となっているプログラミング技法であるオブジェクト指向の概念や詳細についての講義を行う.オブジェクト指向言語の例としてJava言語を用い,実際のプログラミングを学習することによりオブジェクト指向の考え方やJava言語の文法を理解する.
(プログラミング言語,手続き型,関数型,論理型,オブジェクト指向型,Java言語,参照型,クラス,カプセル化,継承,抽象クラス,アプレット,スレッド)

【科目の位置付け】
本講義は,情報科学科昼間コース開講の「プログラミング演習III」と連携している.
本講義と関連が深い科目:データ構造とアルゴリズム,プログラミング演習Ⅰ~Ⅲ,情報科学実習Ⅰ,Ⅱ.

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行う.毎回の15分~20分間でその時間内に学んだ内容の演習問題を解いてもらう.
・日程
第1回 ガイダンス,プログラミング言語全般に関する概論
第2回 WebとJava言語、オブジェクト指向の概念
第3回 Javaプログラミング入門
第4回 基本的な文法
第5回 参照型
第6回 クラス定義1
第7回 クラス定義2
第8回 中間試験と解説
第9回 継承
第10回 抽象クラス
第11回 インターフェースと多重継承
第12回 アプレットとGUI
第13回 Javaのさまざまな機能(例外処理、スレッド,ファイル操作)
第14回 全体のまとめ
第15回 期末試験と解説

【学習の方法】
・受講のあり方
欠席や遅刻をすると授業内容が分からなくなるので必ず遅刻せずに出席すること.
私語など他の受講生の迷惑となる行為は行なわないこと.受身にならず積極的な受講を期待する.
・授業時間外学習へのアドバイス
予習として,講義資料をホームページで公開するので,事前に読んでくるとともに疑問点をノートに書きだしてくる..
復習として,講義資料を読み返すことと講義の中で説明のあった文法を使ったプログラムを自作してみる.

【成績の評価】
・基準
総合点で60点以上を合格とする.
・方法
中間試験(40点),期末試験(50点),レポート(10点)を合計して評価する.

【テキスト・参考書】
・テキストとして,自作の講義資料を用いる.
参考書
・「Javaによるオブジェクト指向プログラミング入門」,越田一郎著,培風館,1800円(1998)
・「オブジェクト指向Javaプログラミング入門」 加藤暢,樋口昌宏,高田司郎著,近代科学社,2800円(2008)
・「プログラミング言語論」,大山口通夫,五味弘著,コロナ社,2900円(2008)
・「やさしいJava入門」,池田成樹著,カットシステム,2200円(2001)

【その他】
・オフィス・アワー
毎週月曜日16:00~17:30,相談場所:工学部8号館,8-301号室

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