【授業の目的】
ものづくりとは，単に「モノを造る」ことではなく，新しい価値、これまでの価値に付加する価値を創造することである。本科目は，技術経営の基礎を学び，あわせて，工学におけるエンジアリングとマネジメントがいかに連携すべきかについて理解することを目指す。
【授業の到達目標】
・技術経営についての基本概念，キーワードを理解し，自分なりに説明ができる。
・現在の日本およびグローバルな産業界で起きていることを概観し，実社会について自ら，日々，学んでいくための基本的な知識と方法を知っている。
【授業概要（キーワード）】
技術経営，エンジニアリング，マネジメント，企業，組織，バリューチェーン，リーダーシップ，ＩＯＴ，地域活性化，技術戦略，トヨタ生産システム
【科目の位置付け】
エンジニアとして知っておくべきマネジメントの基礎知識を学ぶ。
【授業計画】
・授業の方法
講義を中心とするが，随時，ケーススタディ，グループワークなどを取り入れる。
・日程
第１週：技術経営学基礎：価値創成とは
第２週：組織論基礎①：組織能力
第３週：組織論基礎②：組織構造
第４週：戦略論基礎①：技術戦略
第５週：戦略論基礎②：経営戦略
第６週：戦略論基礎③：プラットフォーム戦略
第７週：製品論基礎：製品アーキテクチャとは
第８週：産業論基礎①：電気電子産業
第９週：産業論基礎②：自動車産業
第１０週：産業論基礎③：IoT産業
第１１週：システム論基礎①：事業システム
第１２週：システム論基礎②：顧客価値とバリューチェーン
第１３週：イノベーション論基礎：イノベーションとは
第１４週：マーケティング論基礎：ビジネスモデル（グループワーク）
第１５週：技術経営・価値創成学まとめ
※テーマの順番は，前後することもあります。
【学習の方法】
・受講のあり方
日頃から，新聞，ネットなどで，経済や産業に関わるニュースに注目し，自分なりの社会課題・意識を持って参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
通読テキストは用いないが，都度，参考図書などを紹介するので，積極的に読んで，発展学習をすること。
【成績の評価】
・基準
各講義時の理解度（小テスト），グループワークを含むプレゼン，レポート等を計１００点満点で合計し，６０点以上が合格となる。
・方法
理解度については授業の中で，随時，小テストを行う。グループワークおよび，プレゼンテーションについては，発表内容とともに参加の積極性も評価する。レポートについては個人ごとに評価する。
【テキスト・参考書】
講義中に都度，指示をする。
【その他】
・学生へのメッセージ
企業経営や産業実践については，基礎的理論を学ぶとともに，個別事例に多く触れることも重要である。授業については毎回意欲的に出席できることを前提要件とするが，さらに，日頃から積極的に知見を増やすことを期待する。
・オフィス・アワー
別途指定
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