【授業の目的】
化学工業プロセスの設計・操作のための基礎となる数値計算法の初歩を学ぶと共にプロセス変数の次元,物理的意味を学び,その具体的応用及び計算方法を学習する。 また,理想気体の状態方程式に関して理解を深めると共に,実在気体に適用できる状態方程式を学び,p-V-T関係の諸問題を計算できるようにする。
【授業の到達目標】
学生が初歩的な数値計算法できると共に,化学工学で取り扱う各種プロセス変数の物理的意味と次元を理解でき,単位換算などができる。 また,気体の状態方程式について,理想気体および実在気体の双方に関する状態方程式とその解き方を理解でき,p-V-T関係の計算ができる。
【授業概要(キーワード)】
気体の状態方程式,理想気体,実在気体,単位換算
【科目の位置付け】
この講義は,各種工業分野で遭遇する単位換算や気体の状態に関する問題について,化学工学的観点から論理的に考察し,解決策を提案する力を身に付けるものである(工学部システム創成工学科のカリキュラム・ポリシー)
【授業計画】
・授業の方法
講義を主体とするが,演習(宿題)および小試験を実施し,理解度を評価する。演習も授業中に行うが,宿題として課す場合もある。
・日程
第1週 化学工学とは? 第2~4週 数値計算法の基礎と応用 第5~6週 単位と次元 第7~9週 プロセス変数 第10週 理想気体と実在気体 第11~13週 実在気体の状態方程式 第14週 圧縮係数と状態方程式 第15週 総まとめ および 期末試験
【学習の方法】
・受講のあり方
授業中,他の受講生の迷惑となる行為は厳に慎むこと。 演習やホームワークは積極的に行うこと。それが積み重なって大きな財産となる
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストをよく読むこと。 復習として演習レポートを課すので,必ず提出すること。 評価の対象となります。
【成績の評価】
・基準
評価方法に従って獲得した点数が60点以上を合格とする。 演習は宿題として課し,その評価を行う。
・方法
合格基準:演習(宿題)の累積点を30点に換算した点数+試験点数を70点に換算した点数≧60点
【テキスト・参考書】
「基礎 化学工学」 須藤雅夫 共著 共立出版 ¥3000+税
【その他】
・学生へのメッセージ
テキストは必ず準備すること。 自ら進んで学ぶこと、何よりも自ずから積極的に学習する気概をもつことが大切である。理解度(合否)は演習と試験結果を総合して判定する。
・オフィス・アワー
水曜日の午後4時以降1時間程度を当てる。 なお,その他に時間の余裕がある場合にも対応する。 連絡先:TEL:0238-26-3151 E-mail : toka@yz.yamagata-u.ac.jp
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