【授業の目的】
研究テーマを設定し、1年間を通じて研究を行う。研究室配属後、各教員の指導の下で研究を行なう。詳細については各研究室のガイダンスに従うこと。
配属先研究室の専門分野に関連する研究テーマを設定し、卒業研究遂行のプロセスを通じて、創造力、構想・着想力、問題発見・解決能力を身につける。さらに、論理的な思考力・記述力、発表・討議能力、コミュニケーション能力を身につけ、自主的かつ計画的に行動できる能力を養う。
【授業の到達目標】
4年間の総決算でとして、専門知識だけでなく、人間性においても、社会性においても大きく成長すなわち変革して欲しい。そのために素直さと、反発心と既存の事実を疑う気持ちを同時に持つことが肝要である。
【授業概要(キーワード)】
バイオ化学工学
【科目の位置付け】
3年次までに学んだ学問や技術を背景として研究テーマに取り組む。4年間の総決算であると同時に、全く未知の世界に入っていることを深く理解すること。
【授業計画】
・授業の方法
卒業研究着手者全員が各研究室に配属され,個々の教員から指導を受けながら,実験的研究,理論的研究,数値解析的研究,システム等の開発研究等に取り組み,その成果を卒業論文にまとめる。
・日程
3年後期の10月にバイオ化学工学実験として研究室仮配属を行う。原則、3月の進級確定後に、配属先研究室を本配属とする。決定後の計画については、各研究室のガイダンスに従うこと。なお、中間発表会、卒業研究発表会は、当該学科が主催して行うものであり、成績評価の対象になるものである。詳細については、改めて指示する。主な日程は以下の通り。
3年後期 バイオ化学工学実験の配属 テーマの設定 関連知識・実験の習得 4年前期 本格的実験推進 関連研究の調査 4年後期 研究結果の考察 研究成果のまとめ,中間発表会 2月下旬 卒業研究発表会 3月上旬 卒業論文提出(完了)
【学習の方法】
・受講のあり方
卒業研究は,教えてもらったことを覚えたり正解がある課題に取り組んだりする学習とは異なり,自分から行動を始めて,課題をしっかりと認識し,解決に向けて計画し,実施し,まとめる科目である.自分から行動を起こすことが大切である。担当教員や職員・大学院生とのコミュニケーションを活発に行い、何を理解すべきか良く相談すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
<予習のあり方> 解析や実験を遂行する前に,十分に内容を検討し,計画的に遂行できるよう準備すること. <復習のあり方> 解析や実験結果を十分に検討し,その修正や次の段階へのステップアップに必要な項目を柔軟に検討できるようにする.
【成績の評価】
・基準
配属研究室のガイダンスに従うこと。なお、中間発表会および発表会の評価方法は次のとおりである。評価基準については後日公表する。 (1)卒業研究中間発表会 研究の目的、社会的背景、研究の特色、実験方法、実験データの解析、考察および卒論提出までの展望(研究計画)に関するプレゼンテーション、デスカッションについて総合的に評価する。 (2)卒業研究発表会 研究の目的、社会的背景、特色および研究成果、プレゼンテーションについて総合的に評価する。
・方法
卒業研究発表および卒業研究論文作成まで行うことが成績評価の前提である。成績評価基準に従って指導教員が総合的に評価する.コミュニケーション能力に対しては,中間発表会や本発表会において指導教員以外の教員からも評価を受ける.
【テキスト・参考書】
<テキスト> 必要に応じて,各指導教員から指示があるので、配属研究室のガイダンスに従うこと。 <参考書> 各指導教員から指示されるとともに,学術データベース等を活用して自ら参考資料を収集する。
【その他】
・学生へのメッセージ
卒業研究は4年間の学習成果を集大成して行うものである。積極的に取り組み、実のある成果を上げるよう心がけよう。研究は指導教員のアドバイスに従い、年間を通して計画的に行うこと。最先端の理論や技術に触れたり,大学と社会との関わりなどを学ぶ絶好の機会である。受身にならずに積極的に行動し,自分のアイデアを表明すること。
・オフィス・アワー
各研究室の指導教員及び担任に随時相談のこと.なお,バイオ化学工学科教員のオフィスアワーは学科HPに掲載している.
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