生体計測を学ぶ(応用)
 Introduction to the electrophysiological measurement
 担当教員:長峯 邦明(NAGAMINE Kuniaki)
 担当教員の所属:工学部
 開講学年:1年生  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:工学部  科目区分:基盤教育科目 
【授業の目的】
健康への意識が高い近年、これまで病院でしか扱われていなかった大がかりな医療機器がウエアラブルデバイスという身近な健康管理機器に変わり装着可能になりつつあります。この現状を学び、将来の健康管理機器のあり方を一緒に考えていきます。

【授業の到達目標】
病院にあった医療機器が、今はどこまで身近なものになりつつあるのかという技術の進歩を理解し、そして将来、本当に必要となる技術、理想の健康生活とは何かを主体的に考察できる力を養います。

【授業概要(キーワード)】
医療、生体計測、ウエアラブルデバイス

【科目の位置付け】
本授業では医療機器が身近なデバイスへと変遷していく過程を学び、その中で将来の健康生活を一緒に考えていくものです。

【授業計画】
・授業の方法
毎回、生体計測に関して測定対象ごとに講義形式で紹介する。中間、最終に生体計測に関する調査・考察結果をレポートしてまとめ、その内容を発表する。
・日程
1.授業の概要説明
2.生体計測概論
3.血液計測
4.汗計測
5.唾液計測
6.皮膚計測
7.尿計測
8.涙計測
9.ウエアラブルデバイス(レポートによる中間試験)
10.呼気・皮膚ガス計測
11.細胞計測
12.常在細菌計測
13.DNA計測
14.耳計測
15.未来のパーソナル生体計測器に関するレポート(最終試験)とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
パワーポイントで示す講義内容をプリント配布するので、そこへポイントを随時筆記して内容の理解に努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
最近では書籍、テレビ、インターネット、あらゆる媒体で様々な健康管理機器が紹介されている。普段からこれらの情報を記録し、整理しておく。

【成績の評価】
・基準
生体計測に関し授業で得られた知識に基づいて主体的に考察し、論述できることが本講義の合格基準です。
・方法
中間レポート50点、最終レポート50点の合計100点で評価。
60点以上を合格とし、5回以上欠席すると単位認定を行わない。

【その他】
・学生へのメッセージ
専門知識がなくても理解しやすい講義を行います。
・オフィス・アワー
講義で連絡します。

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