身近な薬と機能材料の化学(化学)
 Chemistry on Medicine and Functional Materials
 担当教員:佐藤 慎吾(SATO Shingo),藤原 翔(FUJIWARA Kakeru)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)バイオ化学工学分野
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:システム創生工学科  科目区分:基盤教育科目 
【授業の目的】
私たちの暮らしの中で利用している身近な薬や機能性材料がどのようにして作られ、どのような特性を示すのか、理解することを目的とする。

【授業の到達目標】
1.薬の性質、開発から市販までの流れ、現在必要とされている薬等について理解し、記述できる。2.機能性材料の種類や特徴について理解し、その合成法や特性の評価法を身につけ、新たな機能性材料の設計・合成について、手法等の方向性が示せるようになる。以上、2点を到達目標とする。

【授業概要(キーワード)】
創薬、生物学的等価性、生物学的利用能、標的分子、多孔質材料、電子材料、光学材料、触媒

【科目の位置付け】
教養科目

【授業計画】
・授業の方法
90分の講義時間で講義とそのまとめの演習を行う。前半、後半それぞれの最後の授業ではまとめのレポートを作成、提出する。
・日程
1,2. 薬の定義と種類。開発の歴史
3,4. 薬の販売市場と必要とされている薬。
5,6. 薬の開発から市販までの流れ(身近な胃腸薬や風邪薬を例に説明)。
7.     まとめ
8.   機能性材料とは
9.   機能性材料の合成。創製法
10,11.機能性材料の特性評価
12,13.機能性材料の応用
14.     まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
私語は厳禁とし、そのほか、他の受講生の迷惑となる行為を行った場合は、退室していただき、欠席扱いとする。
・授業時間外学習へのアドバイス
重要な項目については、予習のレポートを課すので、予め内容を把握した上で講義に臨むこと。

【成績の評価】
・基準
講義で説明した、キーワードなどの重要な項目について、C:おおよそ理解できる。B:おおよそ理解したうえで、説明できる。A:理解したうえで、記述、説明できる。S:理解したうえで、記述、説明でき、さらに、現況の問題点を挙げ、今後の展望を挙げることができる。
・方法
毎回の小演習と最後のレポートを評価。100点満点で60点以上合格。

【テキスト・参考書】
参考書:赤路健一 他著「ベーシック創薬化学」 化学同人、2014年

【その他】
・オフィス・アワー
佐藤慎吾:(木)17:00~18:00 藤原翔:(月)14:00~15:00

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