ドイツ語Ⅰ
 German I
 担当教員:ルーカス リーザ(Lukas RIESER)
 担当教員の所属:基盤教育院特別非常勤講師
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:工学部  科目区分:基盤共通教育科目 
【授業の目的】
ドイツ語の基本的なフレーズ、語彙、文法を学び、それらを会話などに活かせるような基礎的なドイツ語運用能力を身につけること。ドイツ語圏の文化、生活などへの関心を深めること。

【授業の到達目標】
簡単なドイツ語を発音し聞き取ることができ、授業で学んだ単語とフレーズをもとに自力で基礎的な会話ができるようになる。授業で学んだ文法規則に則って正しい語順と語形で文を作れるようになる。

【授業概要(キーワード)】
ドイツ語、第二外国語、会話、ドイツ語圏の文化

【授業計画】
・授業の方法
新しく学んだ文法や単語の知識を、その都度、実際の会話に活かして定着させることを基本方針とする。そのため、まず教科書や単語集によって、文法規則や単語とフレーズを習得し、文を作ることを学ぶ。次にそれらを、授業計画に示すような具体的なスキルの養成を目指す会話練習の中で使えるようにする。また、ドイツ語圏(特に講師の出身オーストリア)の文化や事情についても、教材の内容や季節の行事に合わせて学んでいく。
・日程
1・2週目 ガイダンス、発音の原則、動詞の人称変化(Ⅰ)、語順の概観
      スキル:自己紹介をする
3・4週目 動詞の人称変化(Ⅱ)、並列接続詞、第1小テスト
      スキル:人を紹介する
5・6週目 定冠詞、不定冠詞、否定冠詞、格変化(Ⅰ)
      スキル:持ち物について話す
7・8週目 複数形、人称代名詞、格変化(Ⅱ)、第2小テスト
      スキル:行動について話す
9・10週目 所有冠詞、指示冠詞、疑問冠詞
      スキル:相手のことを聞く
11・12週目 動詞の変化(Ⅲ)、命令形、第3小テスト
      スキル:命令やアドバイスを表す
13・14週目 総復習、理解の確認
      スキル:授業で学んだスキルを活かせて文を作り会話する
15週目 期末試験、フィードバック、ドイツ語Ⅱの概観

【学習の方法】
・受講のあり方
教科書やプリントの例文を全員で読み、新しい単語とフレーズの意味と発音、そして文法規則を学び、練習問題で確認する。新しく学んだ文型をもとに各自で文を作り、ペアまたはグループで会話の練習を行う。宿題として定期的に、会話練習の準備と教科書やプリントの練習問題を課す。ときにはドイツ語圏の事情についての動画や文書を取り上げる。これらの課題に一つ一つまじめに取り組むことが望まれる。
・授業時間外学習へのアドバイス
自分がドイツ語で言ってみたいことをまず考え、それに必要な単語とフレーズや文型を積極的に調べて文を作ってみてください。ドイツ語に早く慣れるように、ドイツ語の動画や音楽などを、字幕や翻訳を見ながらでもいいので、是非とも鑑賞してみてください。ドイツ語圏関連のテーマ(例:モーツァルト、ブンデスリーガ等)に興味があれば、それについてドイツ語で調べてみるのもよいでしょう。

【成績の評価】
・基準
基礎的なドイツ語を発音し聞き取ることができるかどうか。
授業計画で定めたスキルの範囲内でドイツ語の文を作れるかどうか。
授業で学んだ文法に沿って正しい語順や語形を判断できるかどうか。
初級ドイツ語の基本単語を修得できているかどうか。
・方法
平常点     25%(会話練習などで授業への積極的な参加、宿題)
単語テスト   10%(定期的に行う)
小テスト    15%(3回行う)
期末試験    50%

【テキスト・参考書】
テキスト:『ドイツ語ベーシック・コース[改訂版]』 三修社 2013年
『赤シート付 ドイツ語基礎単語帳』 朝日出版社 2018年

【その他】
・学生へのメッセージ
新しく学ぶ言語を使う目的がはっきりしていれば、語学は一層楽しくなるはずです。ドイツ語圏への留学や旅行を検討するのもいいですし、ドイツ語で調べたいテーマや理解したい作品などがあれば積極的にチャレンジしてください。授業とドイツ語についてわからないこと、聞きたいことがあれば、オフィスアワーやメールでいつでも気軽に相談してください。
・オフィス・アワー
火 14:40~16:10
水 13:00~14:30
(ルーカス研究室、小白川キャンパス、人間社会科学部2号館4階)

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