【授業の目的】
この授業では、学校教育の方法及び技術を追究していきます。そのために、学校教育の方法と技術の変遷をたどっていきます。受講者が将来学校教育に従事する際、どのように教育に臨めばよいのかについて、歴史を手がかりにして検討できるようになってもらうことを本授業の目的としています。
【授業の到達目標】
・教育方法・技術の歴史、現状、意義、論点を記述できる。 ・教育方法・技術の基礎的・基本的な概念を踏まえて、指導案を作成することができる。 ・教育方法・技術の課題について議論できる。
【授業概要(キーワード)】
教育目的/教育方法/教育技術/教育課程/教育実践/学習形態/情報機器の活用
【科目の位置付け】
教職必修科目
【授業計画】
・授業の方法
・科目の内容に関する教員の説明と発問がある。 ・受講者に意見を発表してもらうことがある。 ・教員と受講者、及び受講者と受講者の対話をする時間がある。 ・授業終了前にレポートか感想を書いてもらう。
・日程
(1)ガイダンス (2)「学校」の始まり (3)教育の目的(明治と現在) (4)明治初期と現在の学校数・教員数・児童数 (5)大正時代の「自由主義教育」の実践 (6)昭和時代の教育(戦前と戦後) (7)授業と教科書 (8)現代の教育―「主体的、対話的で深い学び」 (9)ICTを活用した授業の学び (10)教材研究の方法 (11)授業の目的・目標・教材・方法と評価 (12)授業の構想 (13)授業の実践と反省的省察 (14)専門家としての教師 (15)まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
・毎回の授業に出席、参加することを原則とします。 尚、本授業において、「出席」とはその場にいること、「参加」とは授業中の学習や活動に取り組むことを意味します。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習や復習は必要ありません。授業を受ける中で、追究したくなったことを各自学んでください。
【成績の評価】
・基準
・教育方法・教育技術に関する基礎的・基本的な概念を説明することができる。 ・基礎的な学習理論を踏まえて、学習指導案を作成することができる。
・方法
授業への参加状況とレポートの評価を総合して単位認定を行います。 ・授業への参加状況(10%) ・各授業中に課すミニレポート(70%) ・最後の授業に課すレポート(20%)
【テキスト・参考書】
大田邦郎:『問題形式で考えさせる』,東信堂(2011)
【その他】
・学生へのメッセージ
「学校」や「授業」について一緒に考えていきましょう。考える中で、自分が経験してきた「学校」や「授業」が当たり前のものではないことに気づいてもらえればと思います。
・オフィス・アワー
講義の前後に、教室にて対応します。
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