【授業の目的】
有機化学・生物化学の分野を基本とし、学問的あるいは実用的な観点からより細分化された領域や横断領域にスポットをあて、その最先端研究トピックスを厳選し講義します。その先端化学に触れることで、これまで化学で習得した基礎知識を相互に関連付け、俯瞰的・発展的に更に深化した知識へと誘導することを目的とします。
【授業の到達目標】
化学の幅広い分野における最新情報を把握し、より高度に深化した専門的知識の習得できるようになる。先端的研究の発展のための課題発掘とその解決に導く応用力を身につけ、これを適切に推論できるようになる。
【授業概要（キーワード）】
先端化学・有機化学・生物化学
【科目の位置付け】
この講義は、先端的研究の発展に貢献する意欲と独自の課題を発見し、これを解決するための高度の専門的知識を体系的に修得するものです。（理工学研究科（理学系）ディプロマポリシー）
【授業計画】
・授業の方法
講義形式で進めます。教員からの一方通行の講義でなく、適宜、学生に向けての質疑応答を求めることがあります。
・日程
第１回 ガイダンス
第２回 固体酸触媒による有機合成に関する先端研究の解説
第３回 イオン液体による有機合成に関する先端研究の解説
第４回 分子認識化学に関する先端研究の解説
第５回 分子間相互作用解析に関する先端研究の解説
第６回 有機フッ素化学に関する先端研究の解説
第７回 分子空間に関する先端研究の解説
第８回 イソプレノイドに関する先端研究の解説
第９回 天然ゴムに関する先端研究の解説
第１０回 膜タンパク質に関する先端研究の解説
第１１回 生体分子機能の解析技術に関する先端研究の解説
第１２回 細胞内タンパク質輸送に関する先端研究の解説
第１３回 細胞内脂質輸送に関する先端研究の解説
第１４回 多核金属錯体の磁気的相互作用に関する先端研究の解説
第１５回 多核金属錯体の磁気異方性に関する先端研究の解説
【学習の方法】
・受講のあり方
プロジェクターや板書、適宜配布した印刷物などで説明した内容を整理してノートに筆記しその理解に努めること。質疑応答時に積極的に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で説明したトピックスを糸口として、これを先端化学への発展的興味・探索へと進展させ、自分の課題発展とこれを解決に導くための基礎的な能力を高める努力をしえください。
【成績の評価】
・基準
各先端化学トピックスについて、これまでの化学を習得した基礎知識を相互に関連付け化学の幅広い全般の現状把握を通じた専門知識に基づき適切に説明できていることを合格の基準とします。
・方法
15回の講義ごとに課したレポートを合計100点にして評価します。
【テキスト・参考書】
テキストは使用しません。適宜印刷物を配布します。
【その他】
・学生へのメッセージ
先端的研究の発展に貢献しようとする意欲。解決能力を身に着けるため、受身でなく積極的に講義に参加することを期待します。
・オフィス・アワー
各教員に適宜相談してください。
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