【授業の目的】
システムを解析するために必要な基礎的な数学について学ぶ. システムの解析や設計で使う数学,特にラプラス変換と,それを用いた微分方程式の解法,線形代数について学ぶ.
【授業の到達目標】
ラプラス変換とそれによる微分方程式の解法,行列の固有値,行列を用いたシステムの解析を理解できるようになる.
【授業概要(キーワード)】
ラプラス変換,微分方程式,行列とベクトル,線形代数
【科目の位置付け】
本講義では,システムを解析するための数学の基礎を養っていく.
【授業計画】
・授業の方法
各項目の基本的な考え方を説明する.その後,演習問題を学生各自で解いてもらう.それを提出させることもある.各演習問題の解答を説明し,理解を深めるようにする.
・日程
1,2 ラプラス変換と逆変換 3~5 ラプラス変換を用いた微分方程式の解法 6~8 行列の固有値と固有ベクトル 9~13 行列の計算方法,行列の性質 14 期末試験とまとめ 15 全体のまとめ ただし受講者に人数によっては,学生と相談のうえ、授業日程等の変更を適宜対応していく。
【学習の方法】
・受講のあり方
必ず自分で解いてみること.演習とは自分で問題を解く能力を養うことを目標とするものである.
・授業時間外学習へのアドバイス
配付されたプリントを読んでおくこと 説明されても理解できなかった場合は遠慮なく質問すること.
【成績の評価】
・基準
基本的な考えを理解していること,基本的な計算ができることを合格の基準とする.
・方法
期末試験で90点,演習10点で合計100点で評価する. ただし,受講者に人数により授業計画(日程)を変更した場合,上記の評価方法も変更することがある.
【テキスト・参考書】
テキストは特に使用はしないが,講義の際にプリントを配布する.
【その他】
・学生へのメッセージ
演習問題を自分で解いて,解き方だけでなくその基本にある考え方を理解すること.
・オフィス・アワー
水曜日の16時から17時までに9号館にある研究室をたずねること。
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