PBLとは問題解決型学習（problem solving learning）または課題解決型学習（project based learning）のことである。本授業は，答えが一つとは限らないあるテーマに関する課題や問題に対して，グループで協力しながら解決し，学習する実践演習であり，そのプロセスの理解を目的とする。

1）PBLの意味が理解できるようになる。
2）グループで協力しながら問題解決ができるようになる。
3）ロボットの動作や仕組みが理解できるようになる。
4）実践した演習をまとめて発表することができる。

PBL，グループワーク，LEGOロボット，創造性支援，プレゼンテーション

本講義では，PBL教育を通して創造性，デザイン能力を養成していく。

グループによる実践演習を中心とするが，演習に必要な講義を行うとともに，課題テーマは教員が指定する。

主要なテーマと順序は次のとおりですが，進行状況により内容を変更することがあります。
第1回目：ガイダンス，PBLとは，LEGOロボットとは
第2回目：センサの動作確認とマシンの試作
第3回目：サンプルプログラムによるプログラミング演習
第4回目：各種センサを用いた課題解決演習(1)ライントレース
第5回目：演習のつづきと走行会
第6回目：各種センサを用いた課題解決演習(2)迷路脱出
第7回目：演習のつづきと走行会
第8回目：各種センサを用いた課題解決演習(3)障害物排除
第9回目：演習のつづきと走行会
第10回目：各種センサを用いた課題解決演習(4)倒立二輪走行
第11回目：演習のつづきと走行会
第12回目：課題解決プレゼンテーション作成
第13回目：発表会
第14～15回目：結果のまとめ

グループで作業するため，積極的に意見を出し合い，課題解決を行うこと。
LEGOマインドストームEV3を利用した演習であるため，どうやって組み立てれば目的のものが作製できるのかアイデア集やインターネットを利用しながら自由に発想すること。

プログラミングのテキストを読み，理解できるようになること。LEGOマインドストームの海外インターネットサイトを利用できるようになること。

1）PBLの意味が理解できる。
2）グループで協力しながら問題解決ができる。
3）ロボットの動作や仕組みが理解できる。
4）実践した演習をまとめて発表できる。
上記1～4を合格の基準とします。

走行会，最終プレゼンテーションおよび各レポートを総合して評価し，100点満点中60点以上で合格とする。

テキスト：「教育版レゴマインドストームEV3基本セットを使った各種ロボットの設計・組立・プログラミング実践演習」（システム創成工学科）
参考書：Isogawa「The LEGO Mindstorms EV3 Idea Book」

グループワークであるため，欠席することなく積極的に行動すること。限られた材料でより良いものを作製する技術を磨くこと。

質問がある場合は，授業終了後に直接問い合わせにくるようにしてください。