建築CAD演習
 Exercises in CAD
 担当教員:永井 康雄(NAGAI Yasuo)、非常勤講師
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:建築・デザイン学科  科目区分:専門教育科目 
【授業の目的】
主に建築設計製図の描き方をCADを用いて実践的に演習します。
科学技術を志す学生として必要な空間的・立体的構成観念、綿密で正確な作業の習慣、CADを用いた作図を多用し情報化社会に対応する力を身に付けます。
木材を活かした空間構成、および立体構成物の表記方法を学習し、作図の仕方の理解と作図の実践を繰り返し、CADを用いた製図技術を身に付けます。

【授業の到達目標】
建築製図について学習し、作図の仕方の理解と作図の実践を繰り返し、CADを用いた製図技術を身に付けることです。

【授業概要(キーワード)】
CAD 建築製図 平面図 立面図 断面図

【科目の位置付け】
一級・二級建築士・木造建築士受験資格、インテリアプランナー登録資格指定科目:建築設計製図(学科 選択必修科目)

【授業計画】
・授業の方法
日程に示した1~15項目まで順に学習していきます。具体的には、住宅の図面などをCADを用いて製図演習していきながら、CADの操作方法や各図面の関係、図面の描き方などを、合わせて学習していきます。
・日程
1.製図手順と各種図面の関係
2.二次元編集の基礎(1):スナップモードと線分・図形の編集
3.二次元編集の基礎(2):スナップモードと線分・図形の編集
4.平面図作成(1) :壁
5.平面図作成(2) :建具
6.平面図作成(3) :階段・造作
7.平面図作成(4) :設備・寸法
8.立面図作成(1) :屋根
9.立面図作成(2) :外壁
10.立面図作成(3) :建具・仕上・平面図との整合
11.断面図作成(1) :各部高さ設定
12.断面図作成(2) :屋根・壁・床
13.断面図作成(3) :寸法・平面/立面図との整合
14.図面レイアウト・印刷
15.図面出力・提出

【学習の方法】
・受講のあり方
階段を1段ずつ上がるように授業が進行しますので、休まないことが大事です。
・授業時間外学習へのアドバイス
前回の講義を受け、次の講義で説明される参考書等の該当箇所に目を通しておくこと。講義内容について復習し、理解できない点は図書やインターネットを用いて調べる等して解決すること。

【成績の評価】
・基準
毎時間の取り組み30%、課題図面等70%の割合で採点します。
・方法
毎時間の作図進捗状況と提出図面を合わせて成績の評価をします。

【テキスト・参考書】
参考書:これからはじめるAutoCADの本、技術評論社
参考書:徹底解説AutoCAD LT 2019、エクスナレッジ

【その他】
・学生へのメッセージ
講義で理解できなかった点や、疑問に思ったことは積極的に質問にくること。
また、講義にはUSBを持参して下さい。
・オフィス・アワー
質問等がある場合は、授業終了後に直接聞きに来るか、研究室をたずねること。

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