IT産業論
 IT Industry and Business
 担当教員:兒玉 直樹(KODAMA Naoki)
 担当教員の所属:工学部非常勤講師
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:電気電子工学科,情報科学科,応用生命システム工学科,システム創成工学科  科目区分:専門科目:選択 
【授業の目的】
IT(Information Technology:情報技術)、ICT(Information Comunication Technology:情報通信技術)を活用する産業における企業マネージメント、技術マネジメントに関する知識、知恵を習得することを目的とする。
情報処理にはデータストレージシステムが必須である。本授業においては、IT産業を概観し、その中でデータストレージ企業の動向を実例紹介を含めて講義し、IT産業に関する理解を深め、そこで生きる技術は何か、技術マネージメントとは何かを知ることをねらいとする。

【授業の到達目標】
IT産業について、技術とビジネス両面から理解を深め、学生が技術者として将来活躍するための基礎を理解し、キーワードを説明できることを目標とする。

【授業概要(キーワード)】
IT、ICT、システム、IoT、M2M、データストレージシステム、ハードディスクドライブ、技術マネージメント、製品開発プロジェクト、価値創成、など。

【科目の位置付け】
IT産業は、電気電子、情報、機械、材料の工学総合技術により成り立っており、各学科の学生には将来エンジニアになるキャリアデザインに寄与する。

【授業計画】
・授業の方法
教室における座学方式の授業を基本に、その場での質疑応答で進める。
・日程
以下順序は異なる場合がある。(90分×15回)
1. IT産業概論(IT産業とは、マネジメントとは)
2-3. IT産業の実例(エレクトロニクス産業、通信産業、自動車系IT産業、ソフトウェア産業、eビジネス等)
4-6. IT産業におけるマネジメント例
7-9.データタストレージ技術と産業概論
10-12.ハードディスクドライブ技術
13. ハードディスク産業概観
14-15. 製品開発プロジェクトマネージメント

【学習の方法】
・受講のあり方
講義でIT産業におけるキーワードや必要な技術スキル、具体的な企業活動について述べるので、自らのキャリアデザインに役立てるよう、真剣に受講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で次回に必要な予備知識を示すので、事前に調べてくること。
講義で紹介されたキーワードについて、その定義を復習すること。

【成績の評価】
・基準
講義実施日中に、講義で述べたことの理解度及び自身の考え方に関してテストを数回実施する。
テストは100点満点で採点し、この平均点と授業中の態度を勘案し、総合して判定する。60点以上を合格とする。
・方法
筆記試験および課題提出の状況を総合的にみて成績の評価を行う。

【テキスト・参考書】
テキスト:特に指定しない。講義資料は適宜配布する。
参考書:特に指定しないが、最新ストレージ用語辞典第2版(IDEMA JAPAN編、日経BP社)など。

【その他】
・学生へのメッセージ
ITを活用した産業、ビジネスを体系的に理解し、データストレージ技術等の有望性を認識されることを希望する。
・オフィス・アワー
質問がある場合は、システム創成工学科事務室に来ること。(講義終了後、約1時間滞在)

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