合成化学輪講Ⅰ
 Seminar on Polymer Synthetic Chemistry I
 担当教員:川口 正剛(KAWAGUCHI Seigou),岡田 修司(OKADA Shuji),東原 知哉(HIGASHIHARA Tomoya)

 担当教員の所属:大学院有機材料システム研究科 有機材料システム分野
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:高分子・有機材料工学科  科目区分:専門科目・必修(合成化学) 
【授業の目的】
英語は、工学技術者や研究者にとって身に付けるべき必須のアイテムである。まず、化学英語に慣れて化学分野で使う英語に強くなることから始める。有機化学、物理化学、あるいは高分子化学に関連した英文のテキストや文献を読んで和訳し、これらの分野に関連する技術用語や文例を習得することを目的とする。

【授業の到達目標】
1.化学技術英語の講読を通して、化合物名や技術用語の英語表記法、化学技術英語における論述法を習得することが出来る。
2.語彙力を強化し、化学英語を正確に和訳でき、意味を理解することが出来る。

【授業概要(キーワード)】
英語、化学英語、技術用語

【科目の位置付け】
化学英語は、化学に関わる全ての科目に関連する。また、英語力の習得により、国際的な課題解決において、リーダーシップを発揮できる素養を身に着ける(高分子・有機材料工学科のディプロマポリシー)。

【授業計画】
・授業の方法
テキストに基づいて輪講形式で行う。
毎回小テスト(20分程度)を行い、予習・講義・復習の成果を確認する。
・日程
第1週 輪講のガイダンス
第2 - 14週 化学英文の朗読、和訳、内容説明
第15週 期末試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
テキスト、配布資料、小テストを通じて、自分にとって新しい用語・事実・概念を学習し、化学・科学的理解を深める。
予習時に不明だったところ、わからなかったところを確認する。
和訳をするときは、内容のわかる和訳を心がける。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習:次回の範囲を講義中に連絡するので、その部分を自分で読み、文法的事柄を確認しつつ、和訳する。意味の不明な専門用語や概念はチェックしておき、授業中に確認する。
復習:授業中に説明された、文法、専門的概念等を確認する。

【成績の評価】
・基準
下記基準に基づき、小テストおよび期末試験の結果を総合して評価する。100点満点中60点で合格基準を満たす。
1) 化合物名や技術用語の英語表記法に慣れる。
2) 数多くの科学技術専門英語に触れて、英語論文中での論述法について説明できる。
3)科学技術英語を正確に和訳でき、意味を理解することができる。
4)科学技術英語の語彙力を十分に高めることができる。
・方法
小テスト50点+期末試験50点とし、合計100点満点中、60点を合格とする。

【テキスト・参考書】
テキスト: 伊藤浩一・蒲池幹治著「化学英語文献への誘い 英語演習を通して化学を学ぶ」、三共出版、2,300円(2011)

参考書:千原秀昭,他6名編、化学英語の活用辞典、化学同人、3,600円(1993)

【その他】
・学生へのメッセージ
化学英語は、比較的簡単な構文と限られた数の用語で作成されている。まず、英文和訳を各自地道に行い、英語表記の技術用語や構文に慣れることから始めれば、簡単な技術英文が書けるようになる。
英語の学習は、人に頼ることなく自分で行うことが肝心である。まず慣れることが大切で、そのためには自ら進んで取り組む姿勢が大事である。
初回の最初にクラス分けを行う。
・オフィス・アワー
メールまたは電話にてアポイントをください。
東原:thigashihara@yz.yamagata-u.ac.jp 電話:0238-26-3845 居所:10-404

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