物性工学実験Ⅱ
 Engineering Experiments in Physical Engineering II
 担当教員:高分子・有機材料工学科担当教員
 担当教員の所属:有機材料システム研究科
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実験
 開講対象:高分子・有機材料工学科  科目区分:専門科目・必修(物性工学) 
【授業の目的】
実験を通して高分子材料の諸物性、その基本的な評価方法の基礎を学ぶ。
機能性高分子の成形加工、溶融体レオロジー、固体レオロジー、熱分析、構造解析等の実験を行い、実験データのとり方、解析方法、まとめ方、レポートの書き方など必須となる技術を習得する。本実験は実験Iと実験IIが対になって構成されている。本コースオリジナルの実験の他、光・電子材料実験及び合成化学実験の一部も行う。

【授業の到達目標】
高分子材料物性の基本的な実験技術を身に付け、幅広く高分子科学に関する知識を深める。さらにエンジニアの卵として必要不可欠の実験項目であるから、内容をよく理解しまとめ、良い「レポート」を書くこと。

【授業概要(キーワード)】
成形加工、レオロジー、構造解析、熱分析

【科目の位置付け】
高分子物性工学分野を学び、研究を進める上での入門科目である。

【授業計画】
・授業の方法
実験テーマにより授業の方法は大きく異なるので、指導者、実験補助者の指導のもとに実験を行う。
・日程
グループ毎に各テーマをローテーションする。
他コーステーマは2週程度出向いて受ける。

5.高分子材料の引張特性
6.熱分析
7.高分子のX線回折を用いた物性評価

・他コース
8. 合成化学実験 共通テーマ
9. 光・電子材料実験 共通テーマ

【学習の方法】
・受講のあり方
装置の扱い方、注意点を十分に把握して、現象の正確な把握と事故の防止に努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
実験指導書を熟読し実験に必要な器具の使用方法の理解を深めておくこと。
実験で得られた結果の整理およびその意味を関連授業で学んだ内容から解説し、レポートにまとめる。

【成績の評価】
・基準
「レポート」により実験技術の修得度と意味の理解度を評価する。
・方法
出席点および提出された「レポート」内容の採点結果に基づき、総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
専用の実験テキストを使用する。
各テーマを担当する教官の指示を仰ぐとよい。

【その他】
・学生へのメッセージ
授業で学んだ事が、実際にどのように生かされているかを実感出来るであろう。
本科目用の実験ノートを必ず用意すること。実験ノートの作成状況を時間中にチェックすることがある。事前準備が不十分な場合は実験できない場合がある。実験時の服装、実験用保護眼鏡の着用等についてはガイダンスにて説明がある。本実験は物性工学実験Iと合わせて履修することを前提とする。
・オフィス・アワー
各実験の担当教員による。質問等がある場合は、個別に問い合わせること。

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