実際に化学工業などで利用されるプロセスを簡略化した実験およびシミュレーションシステムを用いて，実験操作技術，レポート作成法などを学ぶます。
実験を通して，講義で学習した化学工学ならびに物理化学に関する理解を深め，使用する実験装置の名称，操作方法，測定方法などの基本的技術を習得する。また，実験レポートの作成を通して，実験結果から得られたデータの解析方法を習得し，適切な考察ができるようになることがねらいです。

1) 流動・伝熱実験，2) 物質移動実験，3) 反応速度実験，4) 機械的操作実験，5) 撹拌実験，6) 反応速度の数値解析，7) 化学平衡の数値計算，8) 製図の各実験，実習を行い，内容を理解してレポートを作成することで授業で学んだ知識の理解を深めることができるようになります。

化学工学，物理化学，単位操作

物質化学工学科の学習・教育目標「(C)データ収集と解析および問題解決能力」に主に対応します。

全体でのガイダンスおよび導入教育の後，三人（もしくは四人）一組になって，シミュレーションを含む５テーマの実験を行い，それぞれの実験レポートを各自作成する。実験レポートの内容が不十分な場合は再提出を求められることがあります。

実験テーマ
1) 流動・伝熱実験
2) 物質移動実験
3) 反応速度実験
4) 機械的操作実験
5) 撹拌実験
6) 反応速度の数値解析
7) 化学平衡の数値計算
8) 製図
具体的な授業日程，集合場所については開講時のガイダンスに従うこと。

積極的に自ら実験にたずさわるようにすること，白衣，保護めがね，名札，タオル，上履きを必ず持参するように心がけましょう。学生実験では，実験開始の少なくとも5-10分前には実験室に入り，身支度をととのえましょう。実験中は他の受講生と協力しあい，互いに迷惑になる行為をしないよう心がけましょう。

次に行う実験項目について，テキストを必ず読み，実験の概要および方法をノートに記入しておくことが大切です。
実験後のデータが，わかりやすく記されているか確認し，さらにノートの中身を整理しましょう。実験レポートは，テーマごとの指示に従って作成し，提出期限を必ず守りましょう。

1) 流動・伝熱実験，2) 物質移動実験，3) 反応速度実験，4) 機械的操作実験，5) 撹拌実験，6) 反応速度の数値解析，7) 化学平衡の数値計算，8) 製図の各実験，実習を行い，内容を理解してレポートを作成し，各テーマで合格することで単位が認定されます。

実験に全て出席し，全てのレポート提出をクリアした学生に対し，実験態度，レポートの評価から総合的に判定します。具体的には各テーマを100点で計算し，合計点を算出した後，実験のテーマ数で割り算して点数が出ます。この点数を基に60点以上が合格となり，点数に応じて成績（S，A，B，C）が判定されます。
レポートの再提出がある場合には，指定された箇所を訂正して期限までに提出しましょう。遅刻，レポート遅れがある場合は，ペナルティー問題を課すとともに減点対象になりますので気をつけてください（ペナルティーは累積3回で不可となる）。特別な場合を除き，原則的に欠席は認めません（無断欠席は不可となる場合がありますでの十分に注意しましょう。）。

化学・バイオ工学科で準備するテキストを使用します（生協で販売されます）。
参考書はテキスト内に記載されています。

予習をしっかり行い，あらかじめ実験手順を理解してから実験を行うようにしましょう。実験室には早めに来て，実験は自ら積極的に行い，安全な実験手法を身につけましょう。実験は，レポートを作成することによって理解を深めることができるので，丁寧に正確に作りましょう。
実験室では，上履き，名札付きの白衣を着用し，薬品取り扱い中は保護めがねをかけましょう。原則として欠席は認めませんが，やむを得ず欠席しなければならない場合は，必ず担当教員まで申し出ましょう。遅刻はしないようにしましょう（実験のパートナーにも迷惑をかます。）。レポートの提出期限を守りましょう。

担当教員のオフィスアワーは，実験前または実験後に連絡があるので各自，確認しておきましょう。