【授業の目的】
航空宇宙工学における先端的な機械システムや工業材料の開発においては、従来の機械システムや工業材料を超える新しい機能や物性の発現が期待されています。そして日本の研究者やエンジニアはこの分野で世界をリードし、最先端を走り続けています。本講義では、この分野における先端的な機械システムや工業材料の開発におけるトピックスを取り上げながら、航空宇宙工学の基礎概念について学びます。
【授業の到達目標】
(1)航空宇宙工学の基礎概念を理解し、適切に活用できるようになる。(C)[DP4]および(F)[DP9] (2)航空宇宙工学における機械システムや工業材料がどのように開発され、製造されているかを適切に説明できるようになる。(C)[DP4]および(F)[DP9] (3)航空宇宙工学における先端的な機械システムや工業材料の開発における発想法、実践力を身につける。(C)[DP4]および(F)[DP9]
【授業概要(キーワード)】
航空機、空気動力学、航空機エンジン、複合材料、スマート材料
【科目の位置付け】
機械システム工学科の学習・教育到達目標(C)「実践域機械工学」[CP3]および(F)「自主的・継続域学習能力」[CP6]を養成する科目である。
【授業計画】
・授業の方法
主に講義(90分×15回)を行う。さらに学習用の課題レポートによって、講義内容の理解を深め、応用力を高められるようにする。
・日程
第1回:航空宇宙工学概要 第2回:空気動力学の基礎Ⅰ 第3回:空気動力学の基礎II 第4回:航空機について 第5回:航空機エンジンについて 第6回:宇宙開発について 第7回:中間試験 第8回:航空宇宙工学における先端工業材料とは 第9回:先端工業材料の基礎(1)先端工業材料 第10回:先端工業材料の基礎(2)複合材料 第11回:先端工業材料の基礎(3)複合則 第12回:先端工業材料の応用(1)インテリジェント材料、機能性エラストマー、自動車用タイヤ 第13回:先端工業材料の応用(2)スマート材料、スーパーエンジニアリングプラスチック、液晶材料 第14回:先端工業材料の応用(3)自己修復材料、機能性ゲル、ソフトマター、生体材料、低摩擦材料、界面活性剤、潤滑剤 第15回:定期試験
【学習の方法】
・受講のあり方
講義に出席し、講義は常に何が大事なのかを考えながら集中して聴き、分からない部分があったら質問する。私語、飲食、講義中の出入り、そのほ か、他の受講生の迷惑となる行為を行った場合は、受講を遠慮していただき、欠席扱いとする。
・授業時間外学習へのアドバイス
前回講義講義された課題を行い、講義開始時に提出する。次回の講義テーマについて、参考資料を読み、何が分かって何が分からないのかを念頭に置いて講義に望むこと。 自分なりに見やすくノートを整理し、疑問点があったら調べたり質問をしたりして分からないままにしておかないこと。
【成績の評価】
・基準
筆記試験を80点,演習および毎回の出席チェックを兼ねるレポートを20点とする。この講義の合格ラインは60点とする。授業概要(到達目標)の各項目の評価比率は,(1)50%,(2)30%,(3)20%とする。
・方法
試験を80%、演習及びレポートを20%として合計100点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
授業中に説明するので、話をよく聞き、指示に従うようにすること。
【その他】
・学生へのメッセージ
授業には必ず出席すること。また演習およびレポートは必ず提出こと。質問があればいつでも可能である。
・オフィス・アワー
金曜日16:00-17:00、7-103教員室 金曜日16:00-17:00、11-401教員室
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