【授業の目的】
C言語によるプログラミングの応用力を身に付けるとともに,Java言語の基礎的なプログラミングスキルを身につける.
【授業の到達目標】
1)自分の解決したい問題を解決するプログラムをC言語を用いて記述できるようになる 2)簡単な構造化プログラミングを行うことができるようになる 3)分割コンパイルとmakeを利用できるようになる 4)C言語を用いた応用プログラムを作成できるようになる 5)オブジェクト指向プログラミングとは何かを説明できるようになる 6)オブジェクト指向プログラミングができるようになる 7)ネットワークプログラミングの概要を説明できるようになる 8)Javaの機能を理解してアプレットを作成できるようになる 9)プログラムのエラー検出方法を理解して,デバッグができるようになる
【授業概要(キーワード)】
プログラミング,C言語,Java言語,make,オブジェクト指向,アプレット,クラス,継承,スレッド
【科目の位置付け】
本演習は,プログラミング演習I・IIが履修済みであることを前提として行う.また,講義科目「プログラミング言語」と連携しているので,これを同時に履修することが望ましい.
【授業計画】
・授業の方法
第1部では,最初に演習で必要となる文法の説明や例題についての解説を行い,その後与えられた演習課題や自分で考えた課題についてプログラムを作成しレポートを提出するというスタイルで行われる.第2部では,演習で必要となる知識の説明はプログラミング言語の授業で行っているので特に説明は行わない.授業開始から演習課題のプログラミングを行いレポートを提出する.
・日程
第1部:C言語による応用プログラムの開発 第1回 ガイダンス、ソーティングアルゴリズムの効率の比較 第2回 簡単なソフトウェアの設計 第3回 分割コンパイルとmakeの利用法と2回目に設計したソフトウェアの開発 第4回 2回目に設計したソフトウェアの開発 第5回 2回目に設計したソフトウェアの開発 第2部:Javaによるプログラミング演習 第6回 Javaの基礎1 第7回 Javaの基礎2 第8回 基本クラス1,小テスト1実施 第9回 基本クラス2 第10回 ネットワークプログラミング 第11回 継承 第12回 抽象クラスとインターフェース,小テスト2実施 第13回 イベント処理 第14回 スレッドプログラミング 第15回 期末試験と解説
【学習の方法】
・受講のあり方
毎回の出席が必須. 演習課題は基本課題(必須)と発展課題から構成される.演習時間内に基本課題を終了したら発展課題も行うこと.
・授業時間外学習へのアドバイス
予習として,演習テキストの内容について前もって読んでくるとともに疑問点をノートに書き出してくる. 復習として,演習課題のプログラムをホームページで公開するので確認しておく.
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標に記載されている内容の達成度をレポート60点,期末試験20点,小テスト20点(10点×2回)の合計100点で評価を行なう.60点以上を合格とする.
・方法
評価はレポートの内容,小テスト,期末試験の点数により行う.すべての演習に出席して,すべてのレポートを提出することが合格の必須条件である.正当な理由なく欠席したり,レポートを提出しなかったものは不合格となる.
【テキスト・参考書】
テキスト ・自作のテキストを生協で販売するので,1回目の演習前に購入すること. 参考書 ・「C言語によるプログラミング[応用編]」,内田智史編著,オーム社,2400円(1992) ・「Javaによるオブジェクト指向プログラミング入門」,越田一郎著,培風館,1800円(1998) ・「Javaプログラミング徹底入門 基礎編」,内田智史著,電波新聞社,3000円(2002) ・「Javaプログラミング徹底入門 応用編」,内田智史著,電波新聞社,3400円(2003)
【その他】
・学生へのメッセージ
プログラミングのスキルは,経験を積むことにより身につくものであるので,与えられた課題以外にも自分で課題を考えて,沢山のプログラムを作成することが望ましい.
・オフィス・アワー
毎週月曜日 16:00~17:30 相談場所:工学部8号館8-301号室 これ以外の時間帯でも,在室していれば対応可能 (小山) 毎週金曜日 16:00~17:00,相談場所:工学部8号館,8-225号室 (内澤)
|