応用生命システム特別演習Ⅲ
 Elective Topics of Bio-systems Engineering III
 担当教員:応用生命システム工学科教員あるいは応用生命システム工学専攻教員
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:応用生命システム工学科  科目区分:専門科目・選択 
【授業の目的】
一つの学期を通して任意の教員の指導を受け,自分から提起・設定したテーマについて,教員に相談しながら学習を進めるエレクティブコースである.この演習は I~III まであり,三つの学期にわたって行なわれるが,一人の教員に継続的に指導を受けても良いし,学期ごとに指導教員を変更しても良い(但し,教員によっては複数回を認めないテーマもある).
自分から専門の分野に問題意識を持ってテーマを設定し,その解決手法について実践的に学び,学んだ内容を報告会や試験を通して総括する.すなわち,学習目標を学生おのずから設定して,指導者を選択して依頼し,学習を進める.

【授業の到達目標】
自分から専門の分野に問題意識を持ち,指導者,演習場所,調査実施場所等を希望択して,これを実現し問題解決に挑戦する.日頃の学習の中から学力アップを図るテーマや,あるいは先行的に実践的なテーマを選んでもよいし,先端的な科学技術に触れることを目的にしてもよい.ここで習得したものを,失敗経験を含めて周囲に的確に伝えることができるようになるのも目的の一つである.

【授業概要(キーワード)】
一般には4年生の卒業研究まで経験する機会のない少人数での教員とのグループ学習を行う.

【科目の位置付け】
専門教育に対する学習意欲の向上を図る機会として活用して欲しい.

【授業計画】
・授業の方法
演習内容は指導教員から提案されるテーマがあるが,指導教員との相談によっては以下のようなテーマに変更できる場合もある.
1.既修科目の学力アップを図る演習
2.学問的興味のある課題についての演習
3.学外の企業や研究所における実習(ただし,インターンシップとは別である)
4.休業期間中のボランティア活動
・日程
【開講時】
最初のガイダンスにおいて,各教員の指導可能なテーマや許容人数を発表し,その中から各学期の履修登録期間に,履修の意志,勉強したいテーマと希望する指導教員を科目担当教員に配属ガイダンスにおいて希望調査用紙に記入し提出する.各教員の受け入れ可能人数を超えて希望者が発生した場合は世話人教員の指示に従って人数調整を行う.
【演習の実施】
指導教員の指示に従い,演習の時間や場所を決めて実施する.学外での実習やボランティア活動は原則として休業期間中に実施する.
【レポート作成と発表会および試験】
学期末に演習の成果を発表し,質疑を受ける.ただし,既修科目の学力アップを目指した演習を行った場合は発表を免除し,試験を行う.

【学習の方法】
・受講のあり方
演習には必ず出席し,途中でくじけず自分の目的を達成する。
話を良く聞き、疑問点は積極的に質問すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
与えられた課題に向けて図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い,自分の考えをまとめておく.

【成績の評価】
・基準
特別演習配属先の担当教員からの課題について,演習をとおして得られた知識や経験に基づいて主体的に考察し,論述できることが合格の基準である.
・方法
既修科目の学力アップを図る演習の場合は,試験と日常点から総合評価する.
その他の演習については,問題の設定,指導教員の評価,レポート,発表会での説明討議などを通して評価する.

【テキスト・参考書】
特別演習配属先の担当教員により異なるため,適宜指示に従うこと.

【その他】
・学生へのメッセージ
積極的に,自分の興味ある分野に挑戦してみる.
やることにしたら,納得のできるところまで根気よく追求する.
学外での実習の場合はインターンシップの履修に用いた内容の重複利用はできない.
4年次の卒業研究の配属はこの演習と一切無関係に行なわれる.
・オフィス・アワー
質問等がある場合は,特別演習配属先の担当教員に直接たずねること.

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